サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

今日の一冊(124)『がん検診は、線虫のしごと』

今日トイレットペーパーを買いに行ったら「売り切れ」!それも一番安いものだけが。みなさん少しでも節約しようと駆け込みですね。

体長1ミリの線虫が持つ嗅覚を利用し、1滴の尿でがんのリスクを判定する技術が、2020年1月から実用化される。

このようなニュースがありましたね。開発者の広津崇亮氏の本です。

本の内容のエッセンスはこちらの「本がすき」に掲載されています。

2015年3月、「尿一滴でステージ0のがんを9割の確率で発見できる」という実験結果が公開され、大きな話題となりました。その検査に用いられたのは、たった1ミリの生物! 非常に高い精度でがん患者の尿の匂いを嗅ぎ当てる「線虫」とは、一体何者なのか? 2020年の線虫がん検査「N-NOSE(エヌ・ノーズ)」実用化で、世界のがん検診・がん治療はどう変わっていくのでしょうか。第1回の今回は、そもそも「線虫」と
2020年に実用化「線虫がん検査とは?――1ミリの「虫」が人類を救う(1) | 本がすき。 - 本がすき。

がんの早期発見に有効で、この検査法N-NOSEでは、ステージ0から4の平均で95.8%といいます。腫瘍マーカーに比べて飛び抜けています。

がんの再発転移も早期に見つかれば、よい治療法を選択することもできます。

2020年の実用化を目指して、解析装置の自動化なども進んでいるようです。そして、2020年には「膵臓がん」を対象にがん腫を特定する検査にバージョンアップし、その実験も成功したと報じられています。

費用は1万円以下ですから、もっと普及すれば開発途上国でもがん検診が受けられるようになるでしょう。

ただ、いまのところがんの種類は分かりません。別の検査で癌腫の確定検査が必要です。

血液中のμRNAを使ってがんを見つける「リキッド・バイオプシー」も中村祐輔先生らを中心に実用化されつつありますが、費用は数万円から10万円程度と言われています。

いろいろな検査法がしのぎを削って、がんの早期発見、早期治療で生存率が上がることを願っています。

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