
今日トイレットペーパーを買いに行ったら「売り切れ」!それも一番安いものだけが。みなさん少しでも節約しようと駆け込みですね。
体長1ミリの線虫が持つ嗅覚を利用し、1滴の尿でがんのリスクを判定する技術が、2020年1月から実用化される。
このようなニュースがありましたね。開発者の広津崇亮氏の本です。
本の内容のエッセンスはこちらの「本がすき」に掲載されています。
がんの早期発見に有効で、この検査法N-NOSEでは、ステージ0から4の平均で95.8%といいます。腫瘍マーカーに比べて飛び抜けています。
がんの再発転移も早期に見つかれば、よい治療法を選択することもできます。
2020年の実用化を目指して、解析装置の自動化なども進んでいるようです。そして、2020年には「膵臓がん」を対象にがん腫を特定する検査にバージョンアップし、その実験も成功したと報じられています。
費用は1万円以下ですから、もっと普及すれば開発途上国でもがん検診が受けられるようになるでしょう。
ただ、いまのところがんの種類は分かりません。別の検査で癌腫の確定検査が必要です。
血液中のμRNAを使ってがんを見つける「リキッド・バイオプシー」も中村祐輔先生らを中心に実用化されつつありますが、費用は数万円から10万円程度と言われています。
いろいろな検査法がしのぎを削って、がんの早期発見、早期治療で生存率が上がることを願っています。
このブログの関連記事
なぜ患者は夢の治療法に惹かれるのか?
パンキャン・ジャパン静岡支部の石森恵美さんのインタビュー記事がBuzzFeedに掲載されています。
「夢の治療法」「副作用なし」 怪しい免疫療法になぜ患者は惹かれる […]
スライドショー『巾着田の曼珠沙華』
曼珠沙華ももう終わりですね。ずいぶんと涼しくなってきました。
花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「転生」「悲しい思い出」「想うはあ […]
光免疫療法ー頭頸部がんの次は膵臓がんか まだマウス実験のレベルですが、頭頸部がんの次は膵臓がんが視野に入ってきました。
楽天の三木谷会長の父親も楽天球団の星野元監督も膵臓がんで亡くなっていますから、膵臓がんへの適用は […]
一番わかっているようで、一番わからぬこの自分 竜泉は吉原も山谷も間近である。歌舞伎も昔は「河原乞食」といわれたころから代々受け継がれているのだが、現代の人気俳優並み、裕福な有り様とはずいぶんと違っていたようだ。 […]
FOLFIRINOX使用に当たっての留意事項 治癒切除不能膵癌へのFOLFIRINOX療法が承認されました。これで膵癌に使える抗がん剤は4つになります。次はアブラキサン(nab-paclitaxel)ですね。
日本膵臓学会の […]
血糖値上昇 & フコイダン 糖尿病を管理してもらっている医院で、先月測定したHbA1cの値を聞いた。
前回 6.0% ⇒ […]
ためしてガッテン 『免疫力』 昨夜の「ためしてガッテン」は1000回記念とのことでテーマは「免疫力」でした。
ちょっと首をかしげたくなる内容も多いこの番組ですが、今回のは及第点じゃないかなぁ。
が […]
銀河系と私たちの治癒系 世界が非線形であるのなら、私たちの体もがんも、原因と結果が一対一にならない非線形な複雑系である。
非線形科学は、全体は部分の総和ではないと考え、全摘なアプローチを唱える。がん治 […]