サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

膵臓がんを老衰死させる研究

週刊新潮 1/21号

週刊新潮の特集記事

週刊新潮の最新号に「すい臓がんを老衰死させる画期的治療法」という特集が掲載されています。

これは東京都健康長寿医療センターの石渡俊行研究部長等の研究を紹介したものですね。

こちらにその研究論文を紹介したプレスリリースがあります。

東京都健康長寿医療センターは高齢者の健康の維持・増進と活力の向上を目指す研究を推進しております。
<プレスリリース>「膵臓がんを老化させる新たな治療法を発見」|地方独立行政法... - 

東京都健康長寿医療センターの石渡俊行研究部長、佐々木紀彦係長級研究員、豊田雅士研究副部長らはカリフォルニア大学のマレーコーク教授らと共同で、増殖因子受容体のFGFR4の特異的阻害剤により、膵臓がん細胞の老化を誘導し除去する方法を発見しました。膵臓がんの増殖、浸潤を抑制することに加え、老化を誘導する新たな治療法は、膵癌の予後改善に大きく貢献するものと期待されます。

研究の概要

週刊誌の記事と研究論文から要点を抜き出してみました。

パンキャンジャパンでも紹介

2015年パンキャン ジャパン Awardで、本研究「膵癌における線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR-4)発現と治療標的としての可能性」が受賞しています。

少しずつですが、膵臓がんの生存率も上がってきています。

そうなんですね。頑張っていただきたいです。

基礎実験の段階ですが

希望の膨らむ研究ですがまだ基礎実験の段階です。膵臓がんはマウスとヒトで組織型が全く異なるため、動物実験が難しいのです。そして人の膵臓がんも個人差が非常に大きく、一筋縄ではいきません。

とはいえ、近年膵臓がん患者はどんどん増えてきています。極めて難治性のがんですが、期待が持てる研究成果を歓迎したいと思います。

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