サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

近藤誠医師、突然の訃報

ベストセラー「患者よ、がんと闘うな」で知られる医師、近藤誠(こんどう・まこと)氏が13日午前、虚血性心不全のため、東京都渋谷区の病院で死去した。73歳。東京都出身。葬儀は近親者で行う。

Yahooニュース

同じ昭和23年生まれでした。

日本で先駆的に乳房温存療法を実施するなど良い面もたくさんありましたが、間違った説を唱えるなど晩年はマイナス面が目立ちましたね。

がん患者にとってはある意味藁をも掴む気持ちだったのでしょう。

近藤誠氏は『あなたの癌は、がんもどき』において、「がんもどき理論」の眼目はがんもどき理論の眼目は、発見された時点で(身体のどこにも)臓器転移がない癌は、その後放置しても転移が生じない、と主張した点にあるのです。この主張の当否を判断するには、臓器転移がいつ生じる(成立する)かを検証する必要があります。として、「原発病巣と転移病巣が同時の存在する場合には、大きさの比較から、転移時期が推定できます」と説明しています。そして逸見政孝氏のケースを例に転移時期を計算しています。計算過程は省略しており、結...
「がんもどき」理論を検証する (1) - 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

生存率曲線の打ち切り例の見方など、彼からたくさんのことも教わりました。

なんだか一つの時代が終わったような、そんな感慨も覚えます。

ご冥福をお祈りいたします。

佐藤典宏先生の解説も適切ですね。「標準治療が最高の治療」という我々医療者にも一端の責任があると。近藤氏の理論に対して、データを示してわかりやすく述べています。

バランスの取れた良い解説だともいえます。

https://www.youtube.com/watch?v=Fw6T7TfNTMg
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