サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

線虫で膵臓がん早期発見のニュース

超音波検査の前に「午後の紅茶ミルクティー」を飲むと、すい臓がんが見つけやすくなるってニュースがあったけど、今度はこれ。

早期の発見が難しいとされる膵臓(すいぞう)がんについて、患者の尿のにおいを好む生物「線虫」を使えば診断につながる可能性が高いことを、大阪大などの研究チームが突き止め、6日会見で発表した。今後、検査方法の開発を進めるという。

朝日新聞デジタル

これ、以前のニュースの焼き直しでは?

最初の研究発表は2015年であり、2019年、2年前のこのブログでも取り上げていて、広津崇亮さんの著書も紹介しています。

そのときは、「来年の実用化を目指す」とのタイトルだったのですが、まだですか?

「ウンチの匂いを薄めると、ジャスミンの香りになる」から、尿を薄めたら線虫ががんを発見できるのでは?逆転の発想がおもしろい。2015年3月、「尿一滴でステージ0のがんを9割の確率で発見できる」という実験結果が公開され、大きな話題となりました。その検査に用いられたのは、たった1ミリの生物! 非常に高い精度でがん患者の尿の匂いを嗅ぎ当てる「線虫」とは、一体何者なのか? 2020年の線虫がん検査「N-NOSE(エヌ・ノーズ)」実用化で、世界のがん検診・がん治療はどう変わっていくのでしょうか。来年の実用化ですか。そうい...
来年の実用化目指す“新たながん検査” - 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

膵がん患者の尿のサンプル(多施設共同試験)を対象とした、線虫によるがん診断の可能性を検討しました。その結果、早期膵がんの術前術後や膵がん患者と健常者の尿を用いて線虫の走性行動を解析すると、有意な差があることが見出されました。 今後、当検査は膵がんの早期診断法になり得るものとして、さらなる大規模試験等の検討に進むことが期待されます。本研究成果は、米国科学誌「Oncotarget」に、2021 年 8 月に公開されました。

「尿の「匂い」による膵がんの早期診断へ期待」大阪大学プレスリリース

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