サイトアイコン 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録

ゲルソン療法でガンになる!

星野式ゲルソン療法や済陽高穂式食事療法によって、がんが消失してくれることを期待しているがん患者も多いことでしょう。

ゲルソン療法は、マックス・ゲルソン博士(1881~1959)が提唱しました。その後、1930年代、結核(TB)の一種に対する治療法として知られるようになりました。ゲルソン療法はその後、がんを含む他の病態の治療にも用いられました。

ゲルソン療法は、体内に有毒物質が蓄積することによって細胞の代謝に変化が起こり、その結果がんが形成されるという考えに基づいています。

肝臓を修復して代謝を正常状態に戻すことにより、人体を健康な状態へと回復させることがゲルソン療法の目的です。その主要部分は、

しかし、ゲルソン博士の活動した時期は、主に戦前と戦後まもなくの時期です。まだ抗がん剤も発見されていませんでした。

日本人向けに改良と称して、星野式ゲルソン療法や済陽式食事療法が提唱されています。

星野式や済陽式では、β-カロテンを多く含むにんじんジュースを大量に飲むことを推奨しているのが特徴です。

しかし、人参は結構な糖質を含んでいます(100gあたり6.5g)。にんじんのGI値は70で、高GI食品に分類されます。また、βカロテンの摂り過ぎは肺がんのリスクを高めることが確認されています。

糖質が多い⇒血糖値が上がる⇒インスリンが大量に分泌

インスリンが多すぎるとがんの増殖を招きます。

JAMA誌の『1型糖尿病、インスリン使用量が多いと癌リスク増加の可能性』の記事が紹介されています。

米国Merck社のWenjunZhong氏らは、1980年代に行われたDiabetesControlandComplicationsTrial(DCCT)に参加した1型糖尿病患者を28年超追跡して癌の発症率を調べ、危険因子について検討したところ、1日当たりのインスリンの使用量が多い患者ほど癌のリスクが増加する傾向が見られたと報告した。結果は20
1型糖尿病、インスリン使用量が多いと癌リスク増加の可能性 - 日経メディカル

1型糖尿病患者を追跡した研究ですが、インスリンを多く投与している患者ほどがんの発生率が高くなっています。

インスリンの1日使用量の平均に基づいて、患者を低用量群(0.5単位/kg未満)、中用量群(0.5~0.8単位/kg未満)、高用量群(0.8単位/kg以上)に層別化し、1000人・年当たりの癌発症率を調べたところ、低用量群は2.11人、中用量群は2.87人、高用量群は2.91人になった。

1型糖尿病患者のインスリン1日使用量は癌の発症リスクと関連が見られ、使用量の多い患者は少ない患者よりもリスクが高いことが示唆されたと結論している。

高インスリン血症は癌の危険因子であることが知られています。

大量のにんじんジュースを飲み続けることは、がん細胞を喜ばせることになる恐れがあります。

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