「膵臓がん患者と家族の集い」のご案内


5/19『膵臓がん患者と家族の集い』

【日 時】2024年5月19日(日) 14:00~16:00(開場:13:45)
【会 場】大田区産業プラザPiO 6階D会議室
【参加費】1,000円
【対 象】膵臓がん患者とその家族、ご遺族
【定 員】60名
【内 容】
   第1部 ミニレクチャー:HIFU(強力集束超音波治療法)の治験とは」オンコロ:金川潤也さま他
   第2部 患者・家族の交流会
申込締切は5月16日(木)19:00です。

詳しくはオフィシャルサイトで

ゲルソン療法でガンになる!

星野式ゲルソン療法や済陽高穂式食事療法によって、がんが消失してくれることを期待しているがん患者も多いことでしょう。

ゲルソン療法は、マックス・ゲルソン博士(1881~1959)が提唱しました。その後、1930年代、結核(TB)の一種に対する治療法として知られるようになりました。ゲルソン療法はその後、がんを含む他の病態の治療にも用いられました。

ゲルソン療法は、体内に有毒物質が蓄積することによって細胞の代謝に変化が起こり、その結果がんが形成されるという考えに基づいています。

肝臓を修復して代謝を正常状態に戻すことにより、人体を健康な状態へと回復させることがゲルソン療法の目的です。その主要部分は、

  • 食事:有機果物、野菜、全粒穀物(十分なビタミン、ミネラル、酵素、および他の栄養素を摂取するため)。
  • 栄養補助食品:食事に追加して摂取する特定の物質で、免疫系の機能を高める。
  • 解毒:体から有毒(有害)物質を除去する治療です(コーヒー浣腸など)。

しかし、ゲルソン博士の活動した時期は、主に戦前と戦後まもなくの時期です。まだ抗がん剤も発見されていませんでした。

日本人向けに改良と称して、星野式ゲルソン療法や済陽式食事療法が提唱されています。

星野式や済陽式では、β-カロテンを多く含むにんじんジュースを大量に飲むことを推奨しているのが特徴です。

しかし、人参は結構な糖質を含んでいます(100gあたり6.5g)。にんじんのGI値は70で、高GI食品に分類されます。また、βカロテンの摂り過ぎは肺がんのリスクを高めることが確認されています。

糖質が多い⇒血糖値が上がる⇒インスリンが大量に分泌

インスリンが多すぎるとがんの増殖を招きます。

JAMA誌の『1型糖尿病、インスリン使用量が多いと癌リスク増加の可能性』の記事が紹介されています。

1型糖尿病患者を追跡した研究ですが、インスリンを多く投与している患者ほどがんの発生率が高くなっています。

インスリンの1日使用量の平均に基づいて、患者を低用量群(0.5単位/kg未満)、中用量群(0.5~0.8単位/kg未満)、高用量群(0.8単位/kg以上)に層別化し、1000人・年当たりの癌発症率を調べたところ、低用量群は2.11人、中用量群は2.87人、高用量群は2.91人になった。

1型糖尿病患者のインスリン1日使用量は癌の発症リスクと関連が見られ、使用量の多い患者は少ない患者よりもリスクが高いことが示唆されたと結論している。

高インスリン血症は癌の危険因子であることが知られています。

大量のにんじんジュースを飲み続けることは、がん細胞を喜ばせることになる恐れがあります。


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