【代替療法】ニンジンジュースより緑茶を飲みなさい

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済陽式ゲルソン療法、星野式ゲルソン療法でニンジンジュースが推奨されているためか、がん患者でこれらの野菜ジュースを大量に飲んでいる患者がいますね。身体が冷えないのでしょうか。足湯や温浴をしながら身体を冷やすとは、ちょっと的外れな気もします。

済陽高穂や星野仁彦氏らは、内容を少しだけ変えた本を頻繁に出版しているので、本屋の健康コーナーにいけば彼らの本が真っ先に目に飛び込んできます。がん患者が手に取るのも無理はありません。

済陽式療法の治療成績は、ほとんどがステージIVの進行がん患者420例のうち57例も完全治癒したとのことです。すごい!!

これならノーベル医学賞の候補になりますね。来年辺りは期待しましょう。いや、その前に論文を公表して済陽式を世界に広めれば、まともな医療を受けることもできない発展途上国のがん患者も含めて、もっと多くのがん患者を救うことができます。済陽高穂の名が永遠に後世まで残るでしょう。ぜひお願いします。

βカロチンの大量摂取は肺がんを増やす

ところで、ニンジンはβカロチンの含有量が野菜の中ではトップです。糖質も意外と多い。

「膵臓ガン予防に効果がある抗酸化物質と効果がない抗酸化物質」では、中国におけるメタ解析で、「ビタミンC・ビタミンE・βカロチン・βクリプトキサンチン・セレンについては、摂取量が多い場合に膵臓ガンのリスクが低くなっていました。」と発表されています。しかし、それも程度問題でしょう。予防に効果があっても、すでにがんを宿した患者に効果があるとは限りません。

βカロチンは一時肺がんに効果がある(かもしれない)抗酸化サプリとしてもて囃されました。そこで4つの臨床試験をメタ解析した結果、逆に肺がんを増やすという結果が出たのです。

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■が4つの臨床試験結果、◆がそのメタ解析で、95%信頼区間で1の右に位置しているということは、プラセボ群よりも発症が多く、右に行くほど多くなります。

これは肺がん患者の例ですが、昨今は臓器で癌腫を区別するよりも遺伝子異常で区別する傾向(プレシジョン・メディシン)に向かっていることを考慮すれば、他のがんでもβカロチンの大量摂取でがん細胞を増加させる、と考えて不思議はありません。

過剰なインスリン分泌は、がん細胞を増殖させる

これはもう常識ですね。十分な科学的根拠のある説です。

過剰なインスリンは、酸化ストレスとなり、がん、老化、動脈硬化、糖尿病合併症、アルツハイマー病など様々な生活習慣病のリスクとなります。(江部康二医師の著作より)

糖尿病の方で、がんリスクが高まる理由としては、血液中のインスリン濃度が高いこと、血糖値が高いこと、炎症などが関与すると考えられています。(糖尿病情報センターより)

ニンジン100gには9.0gの炭水化物が含まれています。1gの炭水化物は血糖値を3mg上昇させるといいますから、100gでは27mgの上昇です。

こんなものを毎食摂っていれば食後のグルコース・スパイクが起きてあたりまえですね。がん細胞は大喜びでしょう。

ニンジンジュースなんか止めて、緑茶を飲みましょう。こちらがよほど効果が期待できます。


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【代替療法】ニンジンジュースより緑茶を飲みなさい” に対して1件のコメントがあります。

  1. 金魚 より:

    師匠!
    いつもお世話になっています~
    また、勝手に引用させていただきました・・・
    ビタミンCもやはりインチキのようです。。残念だな。。

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