ステージ4aで膵頭十二指腸切除術をされたマサミックスさんが、「手術後5年突破記念で改めて思うこと」をアップされています。
術後5年突破を祝ってもらい改めて思うことは 5年間再発せずに生きてこられたのは 手術と抗がん剤に加えプラス4を実行してきたからだと思います。 プラス4… 『すい臓がん手術後5年突破記念で改めて思うこと』 - すい臓がん手術そして☆カムバックライフ |
膵臓がんとは確定できずに手術に望まれたマサミックスさん。その後もいろんな困難を乗り越えて5年と9ヶ月が経っています。
そんなマサミックスさんが、どうしてサバイバーになることができたのかを、改めて書いています。
プラス4で膵臓がん術後5年生存。
彼の言うプラス4とは、食事、運動、体温アップ、ポジティブ思考だといいます。
彼のブログを拝見しながら、本当によくあちらこちらの山に登っているよなーと感心をしてきました。
彼の言うプラス4は全て科学的根拠にかなった方法だと思います。
食事は、きのこ類をたくさん食べること、そして運動。運動することによってNK細胞が活性化することは科学的にも証明されています。
体温が低ければ免疫力も低いだろうと推察されますし、がん細胞は高温に弱いという特性を持っているので、ハイパーサーミアという治療法もあるわけです。
ポジティブ思考、これも大切です。私はむしろこれが一番大切な要因ではないかとすら思っています。特にがん患者が無力感に襲われると、極端に免疫力が低下するのです。免疫細胞は絶えず脳と情報の交換をしており、脳=心で考えたことが免疫システムにもすぐに影響します。
運動の大切さは膵臓がんサバイバー7年目のみのさん(池田実さん)の例を見ても明らかです。みのさんもまた山登りをよくしますし、毎日のようにマラソンを続け、ホノルルマラソンも完走された方です。
池田実さんのストーリーがん患者100万人のための生活情報メディア『MillionsLIFE』に、『すい臓がんカフェ』にもたびたび参加されている池田実さん(みのさん)のストーリーとインタビューが載っています。ステージ4aのサバイバーです。長文ですが、膵臓がん患者として、読み応えがあり、気づきと共感のできる記事です。【ストーリー】池田実さん すい臓がん ステージ4 サバイバーこのストーリーの目次 【ストーリー】池田実さん すい臓がん ステージ4 サバイバー 第1話「IT業界を経て会社設立へ」 第2話「胃腸の不快感」 第3話... ステージ4aで5年生存を果たしたみのさん - 残る桜も 散る桜 |
マサミックスさんやみのさんのように、山登りやマラソンを続けることができなくても、自分の体力にあった運動を続けることが、膵臓がんサバイバーへの道だと思います。
私の場合を言えば、山登りもマラソンもやりませんでしたが、術後の通勤は片道2.5 km を毎日往復していました。また休日にはカメラを担いで写真撮影、写真散歩によく出かけました。写真は現場に行かなければ撮れませんから、否応なく歩くことになります。カメラマンの目線で周囲を観察していると、散歩が苦にならず、いつのまにか5000歩、10000歩を歩くことができます。
がん患者は、「ともかく歩け、歩け」です。