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近年まれな痛快事

あったりまえでしょ。4日の衆院憲法審査会で、自公の推薦した長谷部恭男・早大教授も含めた3人の参考人の全員が安全保障関連法案について「憲法違反」との意見を述べた。長谷部教授は明確に「憲法違反。従来の政府見解の基本的論理で説明がつかないし、法的安定性を大きく揺るがす」と指摘した。

安倍さんに言わせると、「後から弾が飛んできた」感じだろう。

「戦争を始めるかどうかは、政府が判断するから任せなさい」というのは立憲主義に反するし、中学生程度の知識があれば誰でも同じ結論になる。「○○事態」等の造語を乱発して分かりにくくしておけば、馬鹿な国民は「よく分からないのでお任せします」となると思っているのだろう。

安倍首相が特別委で説明した外国軍の”後方支援”を許容する「重要影響事態」の判断基準は、

事態の個別具体的な状況に即して、主に、当事者の意志、能力、事態の発生場所、または事態の規模、態様、推移をはじめ、当該事態に対処する、日米安保条約の目的の達成に寄与する活動を行う米軍、その他の外国の軍隊等が行っている活動の内容等の要素を総合的に考慮して、我が国に戦火が及ぶ可能性、国民に及ぶ被害等の影響の重要性等から、客観的、合理的に判断することとなる。

ですと。

何を言っているのか、こんな文書が「分かる」方がいたらお目にかかりたい。「的」「等」「その他」が多用された分かりにくく、いかようにも解釈できる官僚文書の典型だ。ただ、「戦争を始めるかどうかは政府が決める」という意志は伝わってくる。冗談じゃない、3割の得票率しか得ていない自民党にそのような権限を渡した覚えはない。

「後方支援」とは英語ではロジスティクス。Wikipediaによれば「もともとロジスティクスは兵站を表す軍事用語であり」とあるように「兵站」とするのが正しい。

「兵站」を断つのが、自軍の犠牲を最小にして戦争に勝つためには有効な戦略である。秀吉が備中高松城を水攻めしたのは水や食糧の供給を断ち、敵が戦えなくなることを図ったのだ。この時に外から「後方支援」で水や食糧を届けようとしたら、情け容赦なく殺されるのはあたりまえだ。猿にも分かる。

「後方支援」と言えばなんとなく「安全地帯」にて戦闘には巻き込まれる恐れが無いかのような響きだが、相手からみれば兵站を叩くのが一番効果的な戦略になる。

「後方支援」の矛盾を云々するよりも、責めてきてもいない相手を攻撃するのは憲法違反だとう根源的な問題があらためて浮き彫りになった。

近年まれな痛快事である。


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