2007年6月28日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ 死生観 生きるということ 昨夜病室から撮った夜景だ。あいにく東京タワーは霞んでいた。 哲学の根本問題 とは少し大げさだが、生きるとはなんだろうか、との問なら今の私には身近で切実だ。 古代ローマのストア派哲学者エピクテートスは、自分の権能下にないも […]
2007年6月27日 / 最終更新日時 : 2022年3月28日 キノシタ 癌発見⇒手術まで すい臓がん手術で入院 タクシーに乗り、一人で入院した。 肺機能の検査と胸部レントゲン撮影。肺機能検査では測定器の針が振り切れて測定範囲を超えてしまった。8000以上。若い女性の検査技師が、「振り切れたのは初めて!」と。若いころの生育盛りに管楽 […]
2007年6月25日 / 最終更新日時 : 2019年10月27日 キノシタ お薦めの本 「がん緩和ケア最前線」坂井かをり著 今日は茨城県まで車で日帰り出張。帰りの車中で癌研からの電話を受けた。27日に入院が決まった。あいにく差額ベッド代の要らない部屋は確保できず、5000円/日の部屋になるという。 59歳の誕生日に入院ということになった。 岩 […]
2007年6月22日 / 最終更新日時 : 2018年3月12日 キノシタ 癌発見⇒手術まで 腫瘍マーカーの結果にびっくりしたー転移していないかも 今日は元のかかりつけのT先生のところにアマリールを処方してもらいに行った。借りていたCT画像のフィルムを返却するためでもある。 「フィルムは患者さんのものだから、お持ちください。病院においていても5年たつと廃棄するのです […]
2007年6月21日 / 最終更新日時 : 2021年11月7日 キノシタ 膵臓がんの知識・情報 膵臓がんで手術できるのは患者の20% 昨日の検査結果の確認と入院前の最後の診察で癌研へ。 今日は妻を伴っていった。 先生が妻のために最初から丁寧に説明してくれた。「膵臓がんと診断された患者さんのうち、手術できるのはそのうちの約2割です。体の中央部、胃の裏側に […]
2007年6月20日 / 最終更新日時 : 2022年8月5日 キノシタ 癌発見⇒手術まで 入院前の検査 癌研で入院前の検査。 持病の不整脈が手術に影響するかどうか、内科の先生の診察を受ける。40年も付き合っている不整脈だし、前の直腸がんのときにも問題がなかったから大丈夫だと思うが、担当医としては確認しておきたいのだろう。 […]
2007年6月19日 / 最終更新日時 : 2021年11月7日 キノシタ 死生観 癌で死ぬことはそんなに悪いものじゃない 膵臓がんを告知されて、いよいよ覚悟を決めなくてはならなくなった。決して強がっているわけではないが、このように考えた。 いまや日本人の男性なら2人に一人、女性は3人に一人は癌で死ぬといいます。 癌治療が進歩しているにもかか […]
2007年6月16日 / 最終更新日時 : 2019年2月15日 キノシタ 癌発見⇒手術まで 家族に癌を告知する 今日は義父の月命日だ。妻と墓参りに行く。信号で止まったら左の窓にアジサイが覆いかぶさるように迫っていた。 紫が美しい。「まだ蕾から咲き始めのころのピンクの花が私は好きだわ」と妻が言う。 今夜癌になったことを打ち明けるつも […]
2007年6月14日 / 最終更新日時 : 2018年3月8日 キノシタ 癌発見⇒手術まで 告知宣言 今日から私はがん患者になった 妻には内緒で家を出た 妻には千葉に車で出張だと偽って家を出た。 あいにくの雨模様の天気だ。車で癌研に向かうと途中からフロントガラスに雨粒が当たりだした。癌研の地下駐車場に入ると、満車ですからしばらくお待ちいただくか、いっ […]
2007年6月12日 / 最終更新日時 : 2021年11月7日 キノシタ ブログ 町医者に高性能CTがあった 膵臓がん確定 10:10からCT検査。 紹介された病院は伊藤医院、大森駅をジャーマン坂に沿って蘇峰公園の方に行ったところにあった。木造のいかにも町医者という感じの病院(正確には”医院”)である。こんなところにCTが・・・ […]
2007年6月11日 / 最終更新日時 : 2018年3月8日 キノシタ 癌発見⇒手術まで 血糖値が下がらない ! 膵臓がんだって! 7年前に直腸がんの摘出をした私が、今度は膵臓がんになってしまった。 さまざまな出来事があり、悩みがあり、心の大きな葛藤があった。 そんなできごとを、淡々と書いてみた。 代替医療に関する考え方などは、時間 […]