がんなら”ピンピンコロリ”

三井住友FGの太田社長が膵臓がんで亡くなったと報じられました。

65歳ですからまだまだこれから会社を引っ張っていく人だったのでしょう。経団連の副会長も務めておりました。早すぎる訃報に驚きました。

予定されていた6月14日の中間決算会見を急遽欠席し、そのあと11日で逝去されたようです。

容態が急変する直前まで仕事と治療を並行し、準備を整えての最期であっただろうと想像できます。

世間では”ピンピンコロリ”という言葉が理想の死に方として語られておりますが、心筋梗塞や脳卒中などの循環器系の病気で突然に亡くなるのでは、心の準備も周囲や家族への引き継ぎなどもままならないでしょう。

”ピンピンコロリ”を願っても、宝くじを引き当てるようなものかもしれません。

治らない癌であっても、抗がん剤の強い副作用に耐えて最後まで治療を続けるという選択肢もあり、そういう患者さんも多いように思います。

根治することが見込める病状ならがんと戦うことも重要ですが、一方で生活の質を重視して癌と折り合って治療と仕事生活のバランスを取りながら”ピンピンコロリ”を迎える戦略もあながち悪いわけではありません。

一昔前は、家族が癌で亡くなったとの連絡を受けて病室に駆けつけると、抗がん剤の点滴がポタリポタリと落ちていたという無茶苦茶な治療までやっておりました。

さすがに最近はそれはなくなったと思いますが、手術が見込めず根治の可能性のないがん患者の抗がん剤治療は延命治療だということを理解しないで、抗がん剤で治ると誤解している患者が3割から4割はいるとのレポートがありました。

抗がん剤治療の止め時を見極めることは実際は非常に難しいとは思います。抗がん剤治療が生きる希望になっているっていうとも多いです。

しかしながら、無理な治療は返って命を縮めることになりかねません。

一流銀行マンの最期のニュースに接しながら、そのようなことを考えました。


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がんなら”ピンピンコロリ”” に対して1件のコメントがあります。

  1. まさ より:

    おっしゃるとおりですね 人間は必ず何かで亡くなるのですが、
    がんはかなり理想に近い死に方ができます 
    極端にがんを恐れる方がおりますが、その必要はないでしょう
    脳卒中はきわめてやっかいです ピンピンコロリができればいいでしょうが
    意識喪失、あるいは半身不随の要介護状態で 3年、5年、10年・・・と生きる方も
    珍しくありません

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