2018年8月29日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ 心と体 プラシーボ効果は体内の「製薬工場」 プラシーボ効果(プラセボ効果)とは、偽薬効果とも呼ばれており、本来は薬効として効く成分のない薬(偽薬)を投与したにもかかわらず、病気が快方に向かったり治癒することを意味します。 ハワード・ブローディは『プラシーボの治癒力―心がつくる体内万能薬』で、薬効のない薬を投与された患者の状態が改善したことに関して、次のように述べています。
2018年8月26日 / 最終更新日時 : 2018年8月27日 キノシタ 死生観 「終活」と「断捨離」 今年で70歳になりました。プレ終活と称して、早い人では50代から断捨離を実行している人もいるようです。 残りの人生の時間は、10年生きるとして3650日、87600時間しかありません。膵臓がんが見つかってから11年経ちま […]
2018年8月23日 / 最終更新日時 : 2021年12月31日 キノシタ お薦めの記事 エビデンスは誤解されている ガイドラインはエビデンス(科学的な根拠)ではない UMSオンコロジークリニックに「私たちが治療のガイドラインを重要視しない理由」という文章がアップされています。 UMSオンコロジークリニックは日本におけるピンポイント放射 […]
2018年8月22日 / 最終更新日時 : 2022年1月12日 キノシタ お薦めの記事 がんは遺伝子の異常以外でも、エピジェネティックに生じる 近藤誠氏の「がんもどき理論」の根幹は、がんは遺伝子の病気であり、遺伝子は細胞分裂で子孫に継承されるのだから、発生の初期に転移するかどうかは決まっている、というものです。がんもどきと本物のがんは腫瘍がまだ機械の目では見つけ […]
2018年8月22日 / 最終更新日時 : 2022年4月18日 キノシタ お薦めの記事 ガン転移に効く植物由来化合物が40個以上も発見される クルクミン、ビタミンDなどが、がんの転移を抑制する植物成分である可能性 BioQuickニュース日本語版に載っていた記事です。 『がんの特効薬は発見済みだ』という、岡崎公彦氏の怪しげな本がありますが、がんの特効薬なんかは […]
2018年8月18日 / 最終更新日時 : 2018年8月18日 キノシタ お薦めの記事 中村祐輔先生の免疫療法が始動? いま、中村医師のもとで治験の準備が急ピッチで進められているが、この新たな免疫療法の相談に応じてもらえるクリニックが複数ある。中村医師が信頼し、協力している2施設を下記にまとめた。
2018年8月15日 / 最終更新日時 : 2021年11月4日 キノシタ 光免疫療法 光免疫療法-久々の紹介記事 AERA.dotに光免疫療法の記事が載っています。久しぶりですね。 でも、このブログで紹介した以上の内容は書かれていません。 好評発売中の週刊朝日ムック「がんで困ったときに開く本2019」では、今後期待の最新治療として「 […]
2018年8月13日 / 最終更新日時 : 2018年8月13日 キノシタ お薦めの記事 がんペプチドワクチン:効果示せず 研究の結果は、食道がん、膵癌ともにがんペプチドワクチンの効果は証明されないという結果になりました。 ●食道がん:腫瘍縮小の奏功率は低いものの生存期間の延長が示唆される ●膵臓がん:注射部位に潰瘍形成を認めた患者では生存期間の延長を認めました。また、潰瘍形成を伴うような注射部位の皮膚反応が見られた25%症例では生存期間の延長が示唆された ●標準療法が不応となった進行膵がんでのカクテルワクチンの有効性は認めませんでした。 という、ある程度は予想されていたとは言え、残念な結果でした。
2018年8月12日 / 最終更新日時 : 2020年2月8日 キノシタ 死生観 バカボンのパパ:これでいいのだ! ガンになったことが悪かったのではなく、ガンになる要因を持っていたことが悪かったのです。ガンになったらなったで、変えるチャンスです。その時に、あれこれ違う方法を探すより、生き方そのものを変えてしまうことのできた人だけが助かるのです。
2018年8月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月11日 キノシタ お薦めの記事 がん患者が考える「生」と「死」 私たちは、死を運命づけられてこの世に生まれてきた。しかし、その死を刑罰として受けとめるのではなく、永遠の解放として、安らぎの訪れとして受け入れることができるはずである。 また、死の運命を背負わされた囚人として生きるのではなく、誇りと希望をもって自分にあたえられた時間を燃焼し尽くすこともできるはずである。 今日も私たちは死にむかって百を歩んだ。夕日に向かってその百を思うとき、死への一日としての重みにたえる時を刻んだということができるであろうか。
2018年8月8日 / 最終更新日時 : 2024年4月17日 キノシタ お薦めの記事 心の平安はがんの進行を抑え、QOLを改善する 自分の心の奥にある本心と真摯に向き合って、表現豊かな執筆をした患者は、生活の質(QOL)が改善し、がんの症状も改善したとの報告です。 表情豊かに書くことで、腎細胞がん患者の身体症状が改善されることが、ランダム化比較試験で示されたものです。
2018年8月6日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの記事 百歳まで生きることに決めて、神様にお委せする 私は最近になって、ドクター(シーゲルのこと)が書いている次の一節の本当の意味が少しだけ分かったような気がしている。というより、この一節の意味を心底理解できれば、自分のがんを完全に克服できることに気づいた、と言うべきかもしれない。 それは次の一節である。 もはや何の治療にも反応しなくなった末期の膵臓がん患者、フィリスは、家に帰って死を待つばかりだった。数ヶ月後、彼女は診察室に現われ、私の同僚の医師が診察した。彼は診察室のドアを開けて私を呼んだ。「バーニー、ちょっときてみたまえ」
2018年8月4日 / 最終更新日時 : 2020年2月20日 キノシタ お薦めの記事 抗がん剤で進行がんが治ると、多くの患者は誤解している 再発や転移のあるステージ4のがんは、抗がん剤で根治することはまず不可能です。しかし、7割から8割の患者が、進行したがんが抗がん剤で治ると誤解しています。しかも、主治医とのコミュニケーションが良いと答えた患者ほど、化学療法(抗がん剤)でがんが治ると考える傾向が高かった。