2022年7月21日 / 最終更新日時 : 2022年8月5日 キノシタ ブログ ロボットが心を持った ニューラル・ネットワークを使った人工知能は、いまではすごいことをやってくれます。 たとえば、 病状から病名を判断する。(ワトソンが有名ですね) エックス線画像から腫瘍を見つける などでは、人間よりも優れていることが分かっ […]
2022年5月13日 / 最終更新日時 : 2022年5月13日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(163)『もしもあなたの大切な人が末期がんになったら』 もう紫陽花の季節なのですね。蕎麦屋の暖簾の前にこの一輪だけが色づいていました。 雨です・・・ 大学病院においてターミナルケアに従事していた臨床心理士である福山嘉綱さんが、ステージ4の胆管がんを宣告され闘病されていました。 […]
2022年4月1日 / 最終更新日時 : 2022年4月1日 キノシタ 医療 進化したフォトカウンティングCTで、数mmの膵臓がんが見つかる 東海大学医学部付属病院が、シーメンスヘルスケアのフォトンカウンティングCT「NAEOTOM Alpha(ネオトム アルファ)」を導入すると報じられています。 これはすごいデバイスですよ。 現在主流のCTは固体シンチレーシ […]
2022年3月5日 / 最終更新日時 : 2022年3月5日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(161) 『「健康」から生活をまもるー最新医学と12の迷信』 ポリープを取った後の禁酒が解禁になったので、昨夜は羽目を外して酒を飲みました。でも・・・ タバコと酒は健康に悪い? お酒は、健康のためならおそらく飲まない方がいい。 「適度の飲酒」は心筋梗塞を防ぐといった議論もあるにはあ […]
2022年2月18日 / 最終更新日時 : 2022年4月18日 キノシタ がん一般 がん細胞を眠らせる がん細胞を無理やり眠らせる薬剤が開発されました。がんとの共存が可能になるかもしれません。 米国マウントサイナイ医科大学(ISMMS)の研究で、活発に増殖する危険ながん細胞を強制的に休眠状態にする薬剤が発見されました。 元 […]
2022年1月13日 / 最終更新日時 : 2022年1月13日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(159) 「がんは裏切る細胞である」 ■「がんは進化のプロセスそのものである」。無軌道に見えていたがん細胞のふるまいも、進化という観点から見れば理に適っている。がんの根絶をしゃにむに目指すのではない、がん細胞を「手なずける」という新しいパラダイムについて、進 […]
2021年11月15日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 道元の「生死」観とマインドフルネス マインドフルネスの原理 マインドフルネスは、禅を中心に、広大な仏教体系の中でその基本的原理を忘れることなく医療に応用されたものと言えます。 マインドフルネスの考案者であるジョン・カバットジンが2012年に来日した折、次の […]
2021年11月5日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ 補完代替医療 死を前にして人は何を思うのだろう? 転移したがんの多くは標準治療では治らない。抗がん剤治療も、生活の質(QOL)の維持と延命効果を期待して投与される。しかし、中には例外的に治癒あるいはがんとの共存が長く続く患者がいる。そして彼らの多くは代替療法をおこなって […]
2021年8月25日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの本 人生は借用証 返済期限が来たら返せば良いだけ この身体は借り物。借用書には「必ず返すべし」とは書かれているが、「いつ返せ」とは書かれていない。返す期限は誰にも分からない。身体もがんも「複雑系」だから、原理的に「未来は予測できない」。それを予測しようとするから要らぬ悩みが生じる。返す期限が来たら返せば良い、ただそれだけのことなんだよ。
2021年1月12日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(149)『名僧たちは自らの死をどう受け入れたのか』 死はやってくる 「死は受入れられない」。 釈迦が説く生老病死から人間は決して免れることができないのだから、たとえ悟りをひらいた名僧、高僧だって死は恐怖であるはずだ。 しかし、死はやってくる。受入れたくなくても受入れざるを […]
2020年11月26日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ 心と体 ペンローズの量子脳理論 今年のノーベル物理学賞は、ブラックホールの研究に貢献のあったロジャーペンローズ氏ら3人に与えられました。 日本のマスコミでは、事前に騒がれた中村祐輔先生をはじめとして、日本人は一人も受賞ができなかったので、報道も急速に尻 […]
2019年12月29日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの本 良寛のこんな詩がいい 寝る前、まどろんでいると、 ふと、良寛のこんな詩が思い浮かんできた。 騰々(とうとう) 天真に任す 嚢中(のうちゅう) 三升の米 炉辺 一束の薪 誰か問わん 迷悟の跡 何ぞ知らん 名利の塵 夜雨 草庵の裡 雙脚(そうきゃ […]
2019年12月3日 / 最終更新日時 : 2021年12月24日 キノシタ お薦めの本 がんが治るのは、その人が恐れを手放したとき『がんが自然に治る生き方』 劇的な寛解の経験者が実践していた九つの項目のうち、身体に関わることがたった二つ(食事を変える、ハーブやサプリメントを使う)しかなかったことです。残りの七つは、感情や精神にかかわることでした。 がんが治るのは、その人が恐れを手放したとき。 「病気とは、私たち人間の身体・心・魂のどこかのレベルで詰まっているものである」これが、がん回復者と代替治療者が共通して持っていた考えでした。
2019年11月16日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの本 人はなぜ死を恐れるのか? 人はどうして死ぬことを恐れるのか? がんの告知を受けたらだれでも「死」が頭をよぎります。がんが治る病気になったとはいえ、やはり「がん=死」という受け止め方が普通だと思うし、膵臓がん患者なら「治る」ことは希なできごとである […]
2019年11月15日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの本 「死」は種の生存と他者の「生」のためにある 『遺伝子の夢』 帯に(利他的な遺伝子)と書いてある。ドーキンスの『利己的な遺伝子』はよく売れた本であるが、そのパクリか?と思って読み始めたが・・・。「人間は遺伝子を運ぶ舟である」という意味においては同じことを主張している […]
2019年11月12日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ 免疫・ワクチン療法 スーパーシステムとしての免疫系 免疫は「複雑系」であるとして、「もともとは単一の細胞の自己複製から始まって、自ら多様なものを作り出し、その相互関係を介して自己の行動様式を決めている免疫は、より高次の複雑系として働いている、生命全体のひな形」と主張する。