チェロ弓
これまで使っていたチェロの弓(カーボン)はサイレントチェロを買ったときの付属品だ
が、最近はその弓の音に満足できなくなってきました。つまり少しはチェロの音が分かるようになったということなのでしょうか。
いろいろと検索した末、クライスラーMusicさんからフェルナンブーコのAAAクラスの弓を買
いました。
メールでのやり取りでしたが、このブログも見ていただいたとのことで、こんなメールをいただきました。
闘病中とのこと、玄米菜食をお始めになられたのですね。
私自身もここ6年ほど、玄米菜食を続けております。
友人のお母さんは、医者から完全に見離された末期の直腸ガンでしたが、徹底した玄米菜食で、見事に復帰され現在もお元気です。
食べ物の力の凄さをみせつけらました。
玄米菜食の方がここにも居られて、末期の直腸がんを克服された友人のお母さんがいる。世界的な穀物の高騰が報じられています。途上国では飢餓で暴動も頻発しています。このような時代に、飽食の挙句に癌を増やし続けている日本の食文化を考え直して、私なんかが子供のころの、昭和の時代の粗食にかえったほうが良いのではないでしょうか。
弓の話題の戻ります。
買った弓は「ぺカット」モデル。弓はフランス製の古いものが良いとされ、中でもトゥルテ、ペカット、サルトリーなどの著名制作者のものが最高とされています。もちろんそんな高価な弓は私には「豚に真珠」。ぺカットの弓を忠実に再現したモデルです。
中国製ですが、この弓を製作した工房はフランスにも輸出しているとのこと。フランス製だということで買っても実際は中国製ということも多いのでしょうね。非常に評判の良い弓です。スクリュー部は純銀製でアワビ貝のスライドと貝細工が施されています。
わくわくしながら弾いてみました。評判どおりに腰の強い弓で、弦を良く噛んでくれて音の立ち上がりも粒立っています。一つ一つの音の粒が明快に発音します。松ヤニを変えたせいもあるのかもしれません。松ヤニはソロのチェロ用のAndreaにしました。松ヤニひとつでずいぶんと音が変わるのですね。
まるで違うチェロを弾いているようです。音だしが楽です。出てくる音がぜんぜん違うのにはびっくりします。弓でこんなに違うのですね。
少し上手くなったような気にさせられます。