スポンサーリンク

日本人の緑茶飲用量と死亡リスク

LINEで送る
Pocket

2019年8月に “European Journal of Epidemiology” に掲載されたプール解析によると、緑茶をよく飲む人は死亡リスクが低かった。

自己報告に基づいた緑茶消費量と、全原因および特定原因のリスクとの関連を評価しました死亡。 平均17.3年間の追跡期間中、313,381人のうち52,943人が死亡しました。

  1. 緑茶を1杯/日未満しか飲まない場合に比べて5杯以上飲む場合には、総死亡リスクが男性では10%および女性では18%低かった。
  2. 心臓病で死亡するリスクに限ると、この数字は18%と25%だった。
  3. 脳卒中で死亡するリスクに限ると、この数字は24%と22%だった。
  4. 呼吸器疾患で死亡するリスクに限ると、飲用量が3~4杯/日の場合には25%および5杯/日以上の場合には34%のリスク低下だった。(たぶん男女合同の数字。比較対象はおそらく1杯/日未満の場合)
  5. 女性に限り、緑茶を中程度に飲む場合にがん(部位は問わない)で死亡するリスクが低下していた。 1日あたりの飲用量が1~2杯で11%および3~4杯9%の低下。(比較対象はおそらく1杯/日未満の場合。 おそらく5杯以上飲む場合にはリスクが下がっていなかった)

男性は緑茶ではがん死亡率が下がらなかったのはなぜでしょうね。

2015年に、国立がん研究センターの多目的コホート研究で、緑茶・コーヒーと死亡率の関係が明らかにされました。

本研究ではがん死亡については有意な関連が見られませんでした。部位別に行われた先行研究では、緑茶摂取と女性の胃がんリスク低下との関連が示唆されていますが、全がん死亡では他の部位のがんも総合して分析を行ったため、有意差がなくなった可能性が考えられます。

とされていましたが、今回はより進んだ研究成果だと言えます。


がんと闘う多くの仲間がいます。応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


このブログの関連記事

  • 今日の一冊(100)『虚栄』久坂部羊今日の一冊(100)『虚栄』久坂部羊 今回は、作家で医師の久坂部羊氏の医療小説『虚栄』です。 末期がん患者に「もう治療法はありません」と言わなければならない医師の悩む姿と、言われた患者の納得でき […]
  • がんになったら肉を食え 『がんになったら肉を食べなさい』という本がある。実は詳らかには読んでいない(安倍晋三流に)。ビタミンC点滴療法とかオーソモレキュラー療法を勧めるなど、怪しげな […]
  • 死ぬ直前に誰もが後悔すること 『看護師が語った死ぬ直前に誰もが後悔する「5つのこと」』のタイトルの記事が目に留まりました。 末期患者と接する看護師が、彼・彼女らが死ぬ直前に語った言葉をまとめた本の紹介です。 […]
  • 卵巣がん体験者の会のNスペ「がんワクチン」批判【追記あり】卵巣がん体験者の会のNスペ「がんワクチン」批判【追記あり】 先日のNHKスペシャル「がんワクチン~夢の治療薬への格闘~」につてい、卵巣がん体験者の会スマイリー:片木美穂代表が全面的で適切な批判の意見をアップされています。 2012年11月 […]
  • 原宿スーパーよさこい原宿スーパーよさこい 原宿で開催されている「原宿表参道元気村 […]
  • すい臓がん治療の実力病院すい臓がん治療の実力病院 日経実力病院調査2011のデータが公開。手術例50以上。 脾(ひ)臓を含む膵臓のがんの「手術あり」が2010年7月から11年3月に136例と全国で最も多かったのは大阪府立成人病セ […]
  • 「バイブル商法」になったのか?近藤誠「バイブル商法」になったのか?近藤誠 鎌倉なんだから、やはりそれらしい紅葉でなければ・・・。ということで円覚寺。 ご本尊、宝冠釈迦如来像。 竹林と紅葉もいいね! 以下、記事本文です。 近藤誠氏がまた新しい本『「 […]
  • 【訃報】田中雅博師死去 執着を捨てれば心は自由自在になる【訃報】田中雅博師死去 執着を捨てれば心は自由自在になる 末期の膵臓がんであり、医師で僧侶でもあった田中雅博師が、21日に亡くなったと報じられています。 2014年10月にステージⅣbの膵臓がんと診断され、手術はしたが肝臓への転移 […]
LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です