振り込め詐欺の被害者とまちがえられた。
5年ごと更新の地震保険の請求書が来ました。
インターネットバンキングから振込みをしようとしたが、ワンタイムパスワードが受け付けてくれません。
電話でヘルプセンターに問い合わせをしたところ、スマートフォンの機種変更した時に、ワンタイムパスワードのアプリも更新しなければいけなかったようです。そのためには古いスマホが必要なのですが既に廃棄してしまって更新することができません。
「一旦アプリを使用中止にして、初めから設定をし直してください。そのためには文書での申請が必要なので近くの支店に出向いてください」とのこと。
ただし、その手続きには三日ぐらいかかるということでした。
それだったら銀行の支店から ATM で振り込んだ方が簡単です。
ATM に振込金額を入れて確認ボタンを押すと、エラーです。「窓口に行ってください」
仕方がないので窓口に行くと、「七十歳以上のお客様が高額の振込をしようとしている場合、振り込め詐欺にあった可能性があるので確認をしています」とのことです。
地震保険の振込だということを説明し、振込金額の上限を変更してもらうために、ここでも書類に記入を求められました。
これでなんとか振り込みが完了です。
セキュリティが強固なのは安心だが、知識の無い老人ならオタオタするでしょうね。
政府の事故調査委員会の発表では、南海トラフを震源地とするマグニチュード8から9クラスの巨大地震が発生する確率は、今後30年間で70~80%だとしています。
それを受けての措置なのでしょうが、関東東海地域での地震保険の料率が軒並み上がっています。リスクを考えれば地震保険には入っていた方が良いのでしょうが、現在評価額の半額しか保証されないというのが難点ですね。
東日本大震災級の災害が発生したら、首都圏でも大規模火災、地盤の液状化、建物の倒壊、東京湾を遡上した大津波、仮にこれらから生き延びたとしても、浜岡原発がメルトダウンでもしたら逃げるところもありません。首都圏の3000万人に水や食料が迅速に届けられるとも思えません。
とりあえずは2週間ぶんの水と食料の備蓄はしてあるが、いざとなったら住民が力を合わせてサバイバルするしかないでしょう。