運動不足は新型コロナ重症化に

小池東京都知事がこんなことを言っています。「通勤を含め、(医療従事者などの)エッセンシャルワーカー以外の方は可能な限り東京へ来ないでいただきたい」と。

これを徹底的にやればつまり lockdown ではないですか。それにオリンピック選手やIOC の関係者もエッセンシャルワーカーとは言えないでしょうから、小池知事の意向を急いで IOC に伝えなきゃ(^Д^)

運動不足の人が新型コロナに感染すると重症化しやすく死亡率も高いことが大規模な調査で明らかになりました。

糖尿病肥満よりも運動不足がより重症化に

喫煙、肥満、糖尿病、心血管疾患、高齢者が新型コロナ重症化のリスク要因だと言われています。特に現場の医師の実感では、喫煙者とコロナ重症化とは相関関係があると言われています。しかし喫煙問題、あまりマスコミにも出てきませんね。

そして、それ以上に運動不足だと重症化するとわかったそうです。

研究成果は、医学誌「British Journal of Sports Medicine」にオンライン掲載されています。

4万8,440人のCOVID-19と診断された患者を調査

  • 研究グループは、2020年1月~10月に、COVID-19と診断された米国の4万8,440人の成人患者を対象に、診断後の入院、ICU入院、死亡リスクなどについて調査した。
  • 対象者は2018年3月~2020年3月に、運動に関連した心拍や血圧などのバイタルサインの測定を3回以上受けていた。
  • 対象となった患者の平均年齢は47歳で、62%が女性、体格指数(BMI)の平均は31で肥満が多かった。
  • およそ半数が、2型糖尿病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心血管疾患、腎臓病、がんなどの基礎疾患をもっていた。
  • 基礎疾患が1つだけの患者は18%、2つ以上もっている患者は32%だった。 
  • 患者を、(1)運動不足(運動時間が週に0〜10分)、(2)中程度の運動(週に11~149分)、(3)運動習慣があり(週に150分以上)、運動ガイドラインの基準を満たしている、の3群に分けて比較した。 
  • 運動習慣のある患者は約7%、運動不足の患者は約15%、その残りの患者は中程度の運動をしていた。
  • COVID-19に感染した患者の約9%が入院し。約3%が重症化し集中治療が必要になり、さらに約2%が死亡した。

運動不足の人が感染すると死亡リスクが2.5倍に上昇

  • ウォーキングなどの運動を週に150分以上する習慣があり、運動ガイドラインの基準を満たしていた患者は、COVID-19が重症化するリスクが明らかに低いことが分かった。
  • 運動不足が続いている患者は、運動習慣のある患者に比べ、入院が必要となった割合が2.26倍、集中治療が必要となった割合が1.73倍、死亡リスクが2.49倍にそれぞれ上昇した。
  • さらに、運動不足の患者は、十分ではないにしても中程度の運動はしていた患者に比べても、入院が1.20倍、集中治療が1.10倍、死亡リスクが1.32倍にそれぞれ上昇した。

■ ともかく歩け、歩け

新型コロナの流行に先立つ2年間に、運動不足の状態がずっと続いていた患者は、運動ガイドラインで推奨された運動をずっと続けていた患者に比べ、新型コロナの感染後に入院し、重症化し集中治療室での治療が必要となる可能性が高く、さらには死亡するリスクも高い。

これまでに知られている新型コロナの危険因子と比べても、運動不足はより危険であることが明らかになりました。ふだんから運動をする習慣があることは、これらの疾患を予防・改善するために必要であることが知られていますが、それだけでなく、新型コロナから身を守るためにも重要です。

がんや新型コロナから身を守るためにも運動が必要

新型コロナの流行に伴い「まん延防止等重点措置」が発出され、行動変容が叫ばれています。そのため、多くの人が外出の自粛やリモートワークの影響で運動不足に陥っています。

私自身もそうですね。この間体重が5 kg ほど増えています。腰痛対策のためにも運動やストレッチが必要なのですが、出かけるのにも気後れがします。

これじゃいかんとはわかっているのですが。最近は少しずつですがウォーキングの距離も伸びてきています。

新型コロナの変異型が猛威を振るいそうたとの予測もあります。たぶんそうなるでしょう。

ワクチンだって今年中に高齢者に行き渡るかどうかも怪しいものです。政府や専門家はこの一年何をやってきたんでしょう。

あの人達は怖くはないのでしょうか?

かあさん

とぼやいていても仕方がないから、自分の命は自分で守りましょ。

そのためには、

☆ 新型コロナ重症化しないための五カ条

  1. ウイルスがいそうな場所には行かないことです。つまり、密集した場所、密閉空間、他人との近接距離を避けること
  2. 体内時計を狂わさないこと、つまり、生活リズムを守ることです。というのは、体を守る免疫反応だけでなく、食べる、消化すること、眠ること、すべてが体内時計によって支配されているからです。
  3. 積極的に体を動かすことも大事です。リンパ球などの免疫細胞は血液やリンパ液に乗って体内をパトロールし、異物を見つけ、排除しようとします。体を動かすと血流、リンパ流が良くなるので、免疫力を維持できるのです
  4. 程よい量で、バランスの良い食事をする
  5. ストレスを避けることです。ストレスにより副腎からコルチゾールというホルモンが作られ、これにより免疫細胞の機能が低下します。

さらに、サプリメントでのビタミンDの補充も有効です。


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