アマゾンのマインドフルネス設備に批判集中
私もがん治療の代替療法の一つとしてマインドフルネス瞑想やサイモントン療法を取り入れています。
人はよく過去の出来事を思い出して後悔をしてみたり、将来に不安や心配を感じたりするものです。しかし過去や未来ばかりに目を向けていると心をコントロールできなくなります。あなたが変えることができるのは「今」この瞬間だけです。
心を「今」に向ける方法としてマインドフルネスが注目されているのです。
がん患者さんの場合、どうして自分ががんになったんだろう。仕事で無理をしすぎた?、ストレスが溜まっていた?。そういったことばかり考えます。
また自分のがんは治るのだろうか。1年後に生きていられるのだろうか。自分が死んだ後は家族はどうなるんだろうかなど、様々な将来への不安が次から次に頭に浮かんできます。
そのように飛び跳ねるような思考を落ち着かせるのにマインドフルネスや瞑想、座禅やサイモントン療法が役に立ちます。心を「今この瞬間」に向けさせるのです。
欧米でも、従業員のメンタル対策として取り入れる例が増えてきており、その中でも GoogleやAmazon、Facebook が有名です。
Amazon が従業員用のマインドフルネス設備「Amazen」を設置したとして批判が集中しているとNewsWeekが報じています。
これはダメですね。安い賃金で従業員を長時間働かせる。それのストレス対策従業員の不満への対策としてマインドフルネスを落ち込んでくる。
これは本末転倒ですよ。マインドフルネスは人が幸せになるためのツールであって、企業が利益を上げるためのツールではありません。個人個人がストレスなく幸せになれば、結果として企業の業績が上がるというのが本来の考え方なのです。
インターネット通販大手の米アマゾンは5月27日、従業員が就業中の疲れを癒すための電話ボックス大の「禅ブース」を導入したと公式ツイッターで発表した。これを見たツイッター・ユーザーからは、「ディストピアだ」「簡易便所の方がまだ使える」「棺桶みたい」「嘆きのブース」など批判が殺到。この投稿は現在、削除されている。
NewsWeek https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/06/post-96451_1.php
「搾取され、監視されまくっているアマゾン労働者にとっては、簡易トイレの方がもっと使えたんじゃないかと思う」とツイートした。
ジャーナリストのタリア・ラビンさんは、「移動式の絶望クローゼットより、生活できる給料と労働環境の方がマシ」とツイートした。