母べえ


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Haha10日は「母べえ」を観た。夫婦50割引きで、ふたりで2000円でした。

山田洋次監督が昭和初期につつましく生きる家族の姿をとらえて、現代の家族へ
のメッセージ。

 日本が太平洋戦争へ突入しようとする昭和15年。ドイツ文学者の父・滋(坂東三津五
郎)が、反戦を唱えたとして逮捕されてしまう。悲しみにくれる母・佳代(吉永小百合)と2人の娘(志田未来、佐藤未来)だったが、父の教え子や親類、近所
の人たちに支えられ、明るく力強く生きていこうとする。戦争の悲劇を描きながらも、平和や家族の大切さ、幸
せとは何かを、改めて思い出させてくれる。

吉永小百合といえば我々団塊の世代には「キューポラのある町」だ。この映画の舞台である埼玉県川口市に、今回の映画「母べえ」のためのロケセットを作っての撮影だという。昭和初期の雰囲気のある完全なセットで、小道具に至るまで時代考証もしっかりしている。

普通の庶民が自分の学問的良心に従って書いたものに対して「反戦的・非国民・アカ」というレッテルが貼られて逮捕されていく。誰もが戦争に反対できなかった時代。反対しただけで死刑になった時代がわずか60年前にあったのだ。

三国連太郎さんが言う。「いま、再び軍靴の足音が聞こえてきたような気がする」と。レーニンは資本主義の最終段階としての帝国主義が必然的に戦争を到来させると説いたが、新自由主義とグローバリゼーションの時代に「資本」は国民国家を捨て、「帝国」と手を組んだ(水野和夫-「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」)と言われている。グローバル資本と「帝国」は戦争を好むのだろうか?

沖縄の辺野古、岩国の米軍基地の問題。今日のニュースに報じられたアメリカ兵の沖縄での女子中学生への暴行事件。軍靴の足音が再び聞こえてくるのか。

324298_002_3壇れいの演技も良かった。「武士の一分」ではじめて知った女優だが、「釣りバカ日誌」にも出ていた。最初は壇ふみの娘かと思っていて、無知を妻に笑われた。彼女のふんする久子おばちゃまは、絵の才能に見切りをつけて広島に帰る。そして原爆で死亡。思いを寄せる山ちゃんも南の海で魚雷を受けて貨物船が沈没して死亡。野上滋も獄中で死亡する。心を偽らねば生きていけなかったあの時代を忘れてはいないか?

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