糖尿病治療薬が膵がんのリスクを高める

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【日 時】2019年6月22日(土) 13:10~16:30(開場・受付:12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分 Luz大森4階 入新井集会室
【参加資格】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参 加 費】1,000円(会場使用料及び資料代、講師謝礼)
【定 員】 90名
【内 容】
●講演:がんと心の関係~サイモントン療法による癒やし~
川畑のぶこ氏(NPO法人 サイモントン療法協会)によるサイモントン療法とマインドフルネスの講演およびエクササイズ
●患者さんどうしの情報交換~フリートーキング

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がんナビに報道された記事によると、

糖尿病の治療薬であるメトホルミンが、糖尿病患者の膵がんリスクを低下させることを示す、米テキサス大学M. D.アンダーソンがんセンターのDonghui Li 氏らによる研究結果が、Gastroenterology誌8月号(2009,137,482-488)に掲載された。
この研究では、 1838 人の膵がん患者(うち 973 人は腺がん)と、がんではない863 人の対照群を比較した。膵がん群には 259 人の、対照群には 109 人の糖尿病患者が含まれている。
面接調査で、がんの家族歴、生涯の喫煙歴、飲酒歴、BMI(体格指数)などの情報を、また糖尿病患者の場合は使用した治療薬と投薬期間の情報を入手した。
糖尿病の患者でメトホルミンを服用していた場合、単独か他の治療薬との組み合わせかに関わらず、メトホルミンを服用しなかった人々と比べて、膵がんのリスクが 62 %低減することがわかった。喫煙歴など、他の糖尿病のリスク要因は、この関係に影響しなかった。
一方、インスリンまたはインスリン分泌促進薬を使用した糖尿病患者では、それらを使用しなかった患者と比較して、それぞれ、膵がんのリスクが 4.99 倍と 2.52 倍に増加した。その他の治療薬については、患者数が少なく結論が出なかった。
「さらなる検証が必要だが、今回の結果によって、メトホルミンが膵がんに予防的に働く可能性が示された」とLi氏は述べている。

見直されたビグアナイド―塩酸メトホルミン

日本では糖尿病の内服薬としてはメトホルミン次いでスルホニル尿素(SU)薬の使用が多いそうで、私が服用しているアマリールもSU薬の一種です。メトホルミンは一時次のような副作用がアルトいわれました。

日本においては、一般医家に「メトホルミン恐怖症」というのが染みついているようである。だが、米国糖尿病協会などの最近の動きを見ると、糖尿病患者には初期からのメトホルミン投与がスタンダードになりつつあり、単に忌避するだけではどうかな、という気がしてくる。

乳酸アシドーシスは、 1000人年当たり0.06程度で、頻度としては少ないが、その恐ろしさがメトホルミン恐怖症を招いているようである(Journal of the American Board of Family Practice)。乳酸アシドーシスは、頻度は稀だが重大な副作用である。症状・兆候はケースにより様々で非特異的、吐き気、嘔吐、意識変容、易疲労 感、腹痛、口渇などを訴える。重篤で生命危機に至る場合は、透析によって急激に除去し得る。血中重炭酸の低下、anion-gap(陰イオンギャップ)の 増加、乳酸値の増加のほか、「anion-gap metabolic acidosis」として知られている所見を示す。メトホルミン中止後、症状とともに検査所見も改善するのが通常。

しかし、この副作用は懐疑的ということで、最近ではまたよく使われているようです。
膵ガンのリスクが5倍から2.5倍になっているとしたら、こちらのリスクの方が「怖い」のではないだろうか。糖尿病患者は膵がんになるリスクが高いという研究も報告されているが、治療のために服薬したSU薬などの結果でそのような高リスクになっているのかもしれない。つまり、糖尿病治療が膵がんを誘発している可能性がある!かもしれない。

現在糖尿病で治療をしている人は、定期的に超音波検査で膵臓の検査をすることが大事です。超音波検査では、「膵臓をよく見てください」といわないと、一般的な検査では見落とすことが多い。超音波で膵臓をよく見えるようにするには、寝そべって検査を受けるだけではだめで、体を45°にして超音波を当てる必要がある。

自分の服用している薬を知り、主治医の先生とよく相談した方が良いでしょう。


主な糖尿病の内服薬 ()内は商品名

スルホニル尿素(SU)薬
すい臓からのインスリン分泌を促進して、血糖降下作用を発揮しWshot200012
ます。低血糖に対する注意が必要です。

グリベンクラミド(オイグルコン)、グリクラジド(グリミクロン)、グリメピリド(アマリール)、アセトヘキサミド(ジメリン)

フェニールアラニン誘導体
速効・短時間にインスリン分泌を促進させて、食後血糖値を降下させます。必ず食直前に服用します。また、薬の服用直後から薬の効果があらわれます。したがっ て、この薬を飲んだ後10分以内には、食事をとってください。食事をはじめるまでに時間がかかってしまうと、低血糖を起こす可能性があります。

ナテグリニド(スターシス)、ミチグリニド(グルファスト)

α-グルコシダーゼ阻害薬
小腸粘膜に存在する二糖類分解酵素(α-グルコシダーゼ)の作用を阻害し、糖の消化を抑制し吸収を遅らせ、食後の高血糖を抑制します。必ず、食直前に服用します。食後では効果がありません。副作用として、腹部膨満感、放屁の増加、消化器症状などが認められます。まれに肝機能障害が報告されており、定期的な肝 機能検査が必要です。低血糖に対しては、必ずブドウ糖を服用してください。砂糖では吸収が阻害されてしまいます。

ボグリボース(ベイスン)、アカルボース(グルコバイ)

ビクアナイド(BG)薬
肝臓での糖の産生の抑制、消化管からの糖の吸収の抑制、末梢組織でのインスリン感受性の改善などにより、血糖降下作用を発揮します。インスリン分泌促進作用はなく、血糖降下作用は穏やかです。高齢の患者さんで肝機能障害、腎機能障害や心機能障害のある場合には、乳酸アシドーシスを起こす可能性があります。

塩酸ブホルミン(ジベトスB)、塩酸メトホルミン(グリコラン)

チアゾリジン誘導体
インスリン抵抗性を改善して、血糖降下作用を発揮します。副作用として、貧血、浮腫、血液検査値の上昇などが認められる場合があります。肝機能障害が報告されているので、定期的に肝機能検査を行います。

塩酸ピオグリタゾン(アクトス)


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