白根山噴火-日本列島は火山の活動期

白根山(正確には本白根山)が噴火して、1名の自衛隊員の方が亡くなりました。
白根山は火山性微動が観測されて、何年か前にも立入禁止でしたが、元白根山については、そうした兆候はなく、不意を突かれた感じですね。

地震も噴火も、まだ人類には分からないことばかりです。地震予知も火山噴火予知も、経験則に則っているだけで、科学とは言えない代物です。

このあたりは、私は写真撮影で良く訪れます。草津温泉に行ったときには、真冬でしたが、雪上車でヘリポートまで行き、湯釜を上から撮影したこともありました。

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紅葉の時期は、渋峠が絶好の撮影ポイントです。渋峠の「日本国道最高地点」から見る芳ケ平は絶景です。そこへ行くのには、草津から白根火山ロープウェイに沿った国道292号を辿るか、万座温泉を通る466号でした。ロープウェイ周辺は地熱が高く、車の外気温計が数度は上がったもので、マグマが下にあるのを感じます。

関東の全体が中央地溝帯(フォッサマグナ)の上に乗っかっているのですから、3.11後は日本列島全体が火山噴火と地震の活動期であり、いつどこで地震や噴火他起きても不思議ではないのです。

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東大名誉教授、火山噴火予知連絡会会長の藤井敏さんが「NHK そなえる防災」に連載していますが、「第1回 大地震は火山噴火を誘発する!?」にはこう書かれています。

 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の後、東北・関東地域ではしきりに地震が発生しています。これは、巨大な地震によって震源域周辺の地殻内の応力場が変化したためですが、地殻内の応力状態の変化は地震を誘発するだけでなく、地殻内に存在するマグマだまりに影響を及ぼし、火山噴火を誘発する危険性があるのです。
これまで世界各地で発生したM9以上の巨大地震は、例外なく火山噴火を誘発したと考えらます。これは地震のマグニチュードが大きいと応力変化を起こす領域も広くなり、震源域から離れたところにある火山にまで影響力が及ぶからだと考えられます。  20世紀半ば以降、M9を超える地震が発生した地域では、いずれも近くの複数の火山で数年以内に噴火が生じているのです。

3.11の東北地方太平洋沖地震からまだ7年ですから、安心はできません。記憶の風化から、あのときの危機感を取り戻すべきでしょう。

今回の白根山の噴火だけでなく、東日本大震災や、熊本・九州地震、箱根山、御嶽山の噴火等々の大地動乱を踏まえて、「日本が地震の激動期に入っている」ことを再確認すべきです。そして、一刻も早く原発を停め、使用済み核燃料を安全な状態で保管することに全力を注がなければ、「日本列島全滅」の恐れがあるのです。


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