複雑系には統計もエビデンスも役にたちません。

2013年に書いた記事を、一部手直しして掲載しています。「ご自身はマスコミには顔を出さないとおっしゃっておられましたのに2社同時に受けられたそうです」というデマ記事がアップされているので、勘違いを正すためです。

ともあれ、インタビューに答えた内容は、いまでも私の考え方の基本です。


昨日から冷たい雨です。冬に逆戻りしたかのような気候で、亀戸天神の藤を観に行く予定も中止しました。

部屋にこもって先週の群馬旅行の写真整理です。850枚の写真から取りあえず適当にピックアップしてブログには載せましたが、画質の調整と気に入るまでの現像作業が残っています。WASAPIを導入してすばらしい音質に生まれ変わったPCオーディオで、朝からバッハとモーツアルトを流しっぱなしです。5月と6月には連続してチェロの発表会もあり、練習も手が抜けません。

Karna (カルナ) 2013年 06月号 [雑誌]明日21日発売の月刊誌『カルナ6月号』に私のインタビュー記事が載っています。『【特集】もうひとつの選択 癌を生きる』に6人のがん経験者の方とともに掲載されていますが、目次にまで私の写真を使っていただき、良い写真でもないので恐縮しています。

がんは複雑系だから、初期値のちょっとした違いで結果は全く違ってくる。「バタフライ効果」と言われるように、北京で蝶が羽ばたくとニューヨークで嵐が起きることもある。明日の天気予報は概ね当たるが、1週間先の天気予報はあてにならないのは、地球の気象が複雑系だからです。

複雑系には統計もエビデンスも役にたちません。だから、「これをやれば絶対にがんが治る」などという人がいれば、それはウソです。効果の証明された代替療法は一つもないが、全てを無視するのは勿体ない。

奇跡的治癒、自然退縮といわれる現象が起きた人の多くには、生き方に「実存的転換」が起きている。

与えられた貴重な時間を、がんと戦うことだけに費やすのは勿体ないことです。やるべきことをやったら、後は天に任せる。結果は受け入れる。これ以外に方法はありません。そして、貴重な時間を自分の人生の完成のために使うことが大事ではないでしょうか。

と、だいたいこんな内容で2時間くらい話したのを、編集者の解釈も含めて6ページのインタビュー記事にしています。

書店で見かけたら手にとってくれると嬉しいです。

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