ナッツ類の抗がん効果ービッグファイブは健康によい
私は、昼食をチーズとアーモンドで済ませることがよくあります。
主な理由は、外食はどうしても糖質が多いものを食べることになるので、それを避けるためですが、ナッツ類にはがんの予防や再発抑制効果があるとも言われています。
『ハーバード大教授が教える健康の正解』で著者は、ビタミンDとナッツ類は毎日摂っていると述べています。
この本では私が「ビッグファイブ」と呼ぶ5つの習慣、つまりコーヒー、ビタミンD、運動、ナッツ、瞑想のすばらしい健康効果の根拠を紹介し、説明しよう。
決定的な科学的証拠(エビデンス)がそろっている。コーヒーを飲み、正常範囲内で高めのビタミンD濃度を保ち、定期的に運動し、1日数分瞑想し、1つかみのナッツを食べる習慣が体にとてもよいと、私は確信している。
私の場合、コーヒーよりも緑茶、しかもカテキンの多い深蒸し茶をお茶ミルで挽いて飲むことを習慣にしています。
ビタミンDは一日2000単位、よく歩き、瞑想もやっています。瞑想はサイモントン療法とマインドフルネス瞑想法。その時々で趣向を変えて実行していますが、最近、これに関して”気付き”がありました。
いずれ書こうと思います。
勝俣医師もTwitterでナッツについて次のように呟いていますね。
食事に関しては、最近では、再発予防に関する研究で有用性が示されているものもあります。 例えばこの研究。ナッツが大腸がん術後再発防止し、全生存率も有意に改善する、という論文。臨床試験の前向きデータを使って、多変量解析もしているので信頼度は高いと言えます。https://t.co/AacZNZVhyW
— 勝俣範之 (@Katsumata_Nori) April 21, 2018
ただ、この研究は、ランダム化比較研究ではないので、信頼度のレベルは1段階下がります。ナッツを食べているという人は、健康志向が高く、運動も積極的にやっているなど、他の要因の影響も完全に排除はできないからです。このことは、津川先生の著作にも書かれています。https://t.co/JPFtsPtB9f
— 勝俣範之 (@Katsumata_Nori) April 21, 2018
がんの予防効果と治療効果とはまったく別です。一旦がんになってから、がんをやっつけるのは大変なことです。野蛮な抗がん剤を使ってしてもなかなかやっつけられません。食事を改善することで、腫瘍を縮小させることは簡単なことではありません。また、エビデンスもありません。
— 勝俣範之 (@Katsumata_Nori) 2018年4月21日
ハーバード大教授とは少し見解が違いますが、こうした代替療法にはエビデンスレベルや試験の結果で、常に賛否両方のデータが出てくるものです。
がん患者としては、大きな期待はせずとも、拒否するにはもったいないと考えます。
少なくとも、効果がある可能性があるのなら、採用すれば良いのです。100%のエビデンスが出るまで待ってはいられませんから。
しかし、食事療法をしなければ、がんは治らない。