恐竜のしっぽになる

東京の梅雨もまもなく明けそうです。今日は愛車の洗車とガラスコーティングに5時間かけました。ついでにヘッドライトカバーの黄ばみもきれいに除去しました。

ガラスコーティングはほぼ2年毎にやり直しています。これで紫外線をカットしワックスもいらないし、普段は水洗いだけでOK。

ディーラーに頼むと5万円以上とられるので、ネットで材料を買って自分で施工します。マニュアル通りにやれば素人でも簡単です。

11年経った車ですが、紫外線による塗装の劣化もなく、新車並みの光沢を保っています。

膵臓がんの手術をした翌年に、「絶対に生存率曲線の恐竜のしっぽになる」覚悟で、買い換えた車です。

膵臓がんは「がんの王様」と言われ、予後は悪い。しかし、生存率曲線を見ると、右端はゼロではなく、恐竜のしっぽのようにずっと延びている。

だったら、私が恐竜のしっぽになれば良いではないか。そのためには・・・。

この話はシュレベールの『がんに効く生活』にも出てきます。

腹膜中皮腫と診断されたハーバード大学のグールド教授は、生存率曲線は必ず”ロングテール”の形をして、どこまでも続いているように見えることに気付きます。

たとえ生存期間中央値は8ヶ月であっても、しっぽの先には数こそ少ないが、何年も生きている人がいる。グールドは、自分がこのしっぽのもっとも端にいる患者になっても何ら不思議ではないかと思い、安堵の溜息をついたのです。

統計は情報に過ぎず、決して宣告ではない。

私は統計データではない

がんの進行を正確に予測できる者などいないのです。

化学療法の大きな不思議の一つは、その療法が著しい延命につながることはないにしても、ときには腫瘍を”溶かし”てしまうということです。体の抵抗力と病気の進行の関係は、純粋にがん研究の観点に立っても、いまだ解明できないのです。

自分にもできることはあるはずだ。そして結果は「神さまにお任せ」、そのような心境でした。


膵臓がんと闘う多くの仲間がいます。応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 病気ブログ 膵臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です