正しく怖がるのは難しい
新型コロナの感染者東京都、12日:2198人。14日:4051人
全国では、12日:13246人、14日:22045人
2日で2倍になっていますよ。先日に書いたとおり、倍加時間が二日ですね。
最悪の予測、創価大学の畝見達夫 教授による推計では、3月3日に40万人との予測も出ています。
マスコミでは正しく怖がりましょうとは言っておりますが、それがなかなか難しい。
医療ガバナンス研究所理事長・上昌広医師は、「経済協力開発機構(OECD)加盟国38カ国の1月9日の人口100万人あたりの感染者数を示す。日本の感染者は35.2人で、厳格な水際対策が成功しているニュージーランド(11.9人)に次いで少ない。仏(3,946人)、伊(2,624人)、英(2,607人)、米(2,130人)など欧米先進国とは比較にならない。」
「なぜ、海外は冷静でいられるのか。それはオミクロン株の毒性が低いことが分かっているからだ。」
として、「普通の生活を送るように」とおっしゃる。
一方で、休日も発熱外来を開けている宇都宮のインターパーク倉持呼吸器内科院長の倉持医師は、「毒性が1/3だとしても感染者が3倍になれば、重症化する患者は同じ数になる。第5波の時のように、在宅で治療も受けられずに亡くなる患者が相当出る」と推測している。
どちらにも一理ありますよね。上昌広氏の言うのは、統計的に少ないのだからリスクは少ないとの説明です。
倉持医師は現場で実際に患者を診察し、治療にあたっている医師として、統計的に運悪く感染した患者を見ているからその発言は重いです。
結局は、ゼロにならないリスクがある時にどこまで受け入れるのか。自分としては何を大切にするのかという価値観の問題でしょう。
健康第一。それが一番大事と考えるのか。いやしかし、あまりに健康第一で外にも出ないでいると、逆に運動不足でロコモになり、別の病気で亡くなる老人が出る。上医師は「過剰死亡率が上昇しているのはそれが原因だろう」と言う。
重症化はしなくてもたとえ若者であっても相当の後遺症が残る場合もある。
新型コロナについては、まだまだわからないことばかりです。分からないことに対してどのように対処するのか。科学的に正しい判断をしろと言ってもそれは難しいでしょう。
さて、リアルの「膵臓がん患者と家族の集い」は2月の27日に予定をしておりますが、緊急事態宣言が出るようなことにでもなれば中止をせざるを得ないでしょう。その時はこれまでのように Zoom を使ったリモートでの開催に切り替えるつもりです。
もうしばらくは様子を見ることにして、とりあえず今日は会議室の使用料を払う為にPIOに行ってきました。
何枚かの写真も撮ったので up しておきます。今回はモノクロ中心です。(クリックで拡大表示)