保険で使える膵臓がん治療薬一覧

膵臓癌で使われる抗がん剤もどんどん増えてきました。私が告知を受けた15年前にはジェムザールしか使える抗がん剤がなかったのですが、それに比べると隔世の感があります。

膵臓癌の告知されて間もない方が治療法などを調べる際にガイドラインや一般書籍あるいは YouTube で抗がん剤の名前が紹介されますが、抗がん剤には一般名と商品名と二通りの表示方法があります。

例えばジェムザールは商品名で、一般名はゲムシタビンです。オニバイドの一般名はイリノテカン塩酸塩水和物です。

現在、健康保険で使える薬剤をまとめてみました。

一般名商品名
イリノテカンカンプト
エルロチニブタルセバ
オキサリプラチンエルプラット
ゲムシタビンジェムザール
シクロホスファミドエンドキサン
シタラビンキロサイド
テガフール・ウラシルUFT
テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(S-1)TS-1
nab-パクリタキセルアブラキサン
フルオロウラシル5-FU
FOLFIRINOX5-FU・イリノテカン・オキサリプラチンの3種類の抗がん剤に、5-FUの増強剤であるレボホリナート(ロイコボリン)を加えた多剤併用の治療法
mFOLFIRINOXイリノテカン・オキサリプラチンに、5-FUの増強剤であるレボホリナート(ロイコボリン)を加え、5-FU(フルオロウラシル)は急速静注を省略し、持続点滴のみ。各薬剤も減薬している。
イリノテカン塩酸塩水和物オニバイド:ナノリポソーム型イリノテカン製剤(nal-IRI)
ゲムシタビン・ナブパクリタキセル療法(Gem/nab-PTX療法, GnP療法)ジェムザール + アブラキサン(アブジェム)
オラパリブ療法
BRCA遺伝子変異陽性の治癒切除不能な膵がんにおいて、白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法後の維持療法として承認された、膵がん初の分子標的薬
リムパーザ(一般名:オラパリブ)はファーストインクラスのPARP阻害剤
ペムブロリズマブ
マイクロサテライト不安定性(MSI)が高い人が対象となっています。そのために、投与できるかを判断するために、MSI-Hを調べるコンパニオン診断を受ける必要があります。
キートルーダ
エヌトレクチニブ
NTRK融合遺伝子陽性の膵臓がん、胆管がん、神経内分泌腫瘍、肉腫などの固形がんを対象
ロズリートレク

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