「膵臓がん患者と家族の集い」のご案内


5/19『膵臓がん患者と家族の集い』

【日 時】2024年5月19日(日) 14:00~16:00(開場:13:45)
【会 場】大田区産業プラザPiO 6階D会議室
【参加費】1,000円
【対 象】膵臓がん患者とその家族、ご遺族
【定 員】60名
【内 容】
   第1部 ミニレクチャー:HIFU(強力集束超音波治療法)の治験とは」オンコロ:金川潤也さま他
   第2部 患者・家族の交流会
申込締切は5月16日(木)19:00です。

詳しくはオフィシャルサイトで

膵臓がんの手術は危険?

週間女性プライム誌に『病院長4人が実名で教える、病気になっても「のまない5つの薬」と「受けない4つの手術」』なる記事が掲載されています。


いい加減な記事です。

「抗生物質は結核菌などの細菌を殺す抗菌薬の一種。あくまで細菌にしか効きません。風邪などのウイルスには一切効果がないのです。

この使い方、意味ありません!
・風邪に抗生物質
・インフルエンザに抗生物質
・ノロウイルスに抗生物質

などはまっとうな内容です。

しかし、膵臓がんの手術に関して次のように書かれています。

病気になっても受けない手術:膵臓がんの手術

「膵臓がんの7割ほどが、十二指腸にもっとも近い膵頭部にできます。その膵頭部のがんを切除する膵頭十二指腸切除術という手術は、お腹の手術では最も大がかりな手術のひとつで、リスクが高いです。

 また、膵臓から液が漏れて周りの臓器や血管を溶かしたりする『膵液漏』など、合併症の発生率は40~50%にも上るといわれ、術後死なども考えられます。さらに、手術して何とか落ち着いたと思ったころに肝臓転移が見つかり、死に至るということもざらにあります」

せっかくつらい手術から回復したのに別のがんが進行してしまっていては元も子もない。手術をしたくない場合、どうすればいいのだろうか。

「手術の代わりの方法としては放射線と抗がん剤を組み合わせる方法があり、『メリディアン』のように放射線治療とMRIが一体化した特殊な装置もあります。無理に手術しなくても、今はいい治療法があるので、私ならそちらを選びます」

上記の記事から


合併症の発生率が40~50%とは、国立がん研究センター東病院のサイトからの引用でしょうが、実際にはこのように書かれています。

小さなものまで含めると合併症発生率は40パーセントから50パーセントですが、外科技術や手術前後の管理の進歩により発生率は次第に減ってきています。術中や術後に合併症に関連して致命的になる割合は全国平均で2.9パーセント、当院では0.7パーセントです。また合併症に関連して再手術になる割合は全国平均で5.8パーセント、当院では2.1パーセントです。

と書かれています。

東京医科歯科大学では合併症の発生率は「膵体尾部切除で20%程度、膵頭十二指腸切除で10%程度の成績」と書かれています。

がん研有明病院のサイトでは、「膵癌の手術の合併症には、・・・当科で手術を受けられた方の合併症による膵癌周術期死亡率は0.5%以下です。」となっています。

水上治医師は、リスクを実際よりも大きく見せたいとの姿勢が見え隠れしますね。

膵臓がんの粒子線治療が4月から保険適用になりましたが、「局所進行膵癌で切除不能のものに限る」とされています。つまり、手術ができるのならそちらを優先しなさいということです。

合併症やごく稀な死亡例があっても、膵臓がんが完治する可能性があるのは手術だけです。

このような主張をされて売る水上治医師とはどのような方かと調べてみると、自由診療の「健康増進クリニック院長」。


半世紀前に高濃度ビタミンC点滴療法を開始したパイオニアの一人です。また、リンパ球療法(T・NK・NKT細胞)、樹状細胞ワクチン療法、遺伝子治療など、広義の免疫療法を長年多数実地してきましたので、即効性や遅効性、持続性などそれぞれの長所と短所を客観的にお話しできます。

とのことでした。はぁ? あやしげな治療満載のホームページでしたね。オゾンやホルミシス、プラセンタが出てくれば、危うさ100%、近寄らないのが無難です。


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