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がんのイメージ療法

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朝晩2回、ときには昼食後もイメージ療法を行なっています。サイモントン療法といわれているものです。
『念じるだけでがんが治るなんて、迷信だろう』とか、『そんなことができるのなら、オーム真理教の麻原のように身体が浮き上がることだってできるのじゃないか』と考える人がいるかもしれません。

私だって念じるだけでは目の前のペンを一ミリ足りとて動かすことはできません。ニュートンの物理法則に反することは絶対に不可能だということは分かっているのです。しかし、ヒトが脳で何かを感じるというとき、神経細胞は化学反応によって情報を伝達するのです。そしてさまざまなホルモンや情報伝達物質が複雑に連携して、脳からは遠く離れた器官にも影響を与え、細胞を活性化させたり、脈拍を速くしたり、血圧を上げ下げします。右手を動かそうと思えば<念じれば>右手が動くのであり、他人の右手が動くわけではないのです。念力ではなく自分の意志で自分の身体の一部を動かす、当たり前のことです。

プラシーボ効果が存在するということは、「心」が身体に作用することができということであり、医学はその事実を認めているわけです。医師法にも、暗示的効果(プラシーボ効果)を期待し、処方箋を発行する事がその暗示的効果の妨げになる場合に、処方箋を処方する義務がないと規定されています。

[ 処方箋の交付義務 ]
第22条  医師は、患者に対し治療上薬剤を調剤して投与する必要があると認めた場合には、患者又は現にその看護に当っている者に対して処方せんを交付しなければならない。ただし、患者又は現にその看護に当っている者が処方せんを必要としない旨を申し出た場合及び次の各号の一に該当する場合においては、この限りでない。
一 暗示的効果を期待する場合において、処方せんを交付することがその目的の達成を妨げるおそれがある場合

つまり頭痛だとか胃の不調とかを年中訴えてくるような、ちょっとうるさい患者に対して、毒にも薬にもならないものを処方する。しかし患者が処方箋を見たらばれてしまうので、こうした場合は処方箋を交付しなくてよろしいというわけです。

たくさんのガン患者を診ている医者は共通して、癌が治癒に向かう患者には、前向きであり、楽天的であるなどの性格的特徴があるといいます。待合室で大声で笑い、他の患者を励ましたり、相談に乗ったりしている患者はやはり長生きしているのだと。

乳がんの患者に精神的介入を行った実験では、生存率に有意な差が出たという研究があり、クロッファー博士のクレビオゼンという薬の実験などたくさんの例があります。

『○○を飲んだら癌がきれいに消えたそうだよ』
『それはプラシーボじゃないの』

これが世間の反応ではないでしょうか。しかし、ガン患者にとってはプラシーボだろうがなんだろうが、治りさえすればよいのです。いえ、逆に上手にプラシーボ効果を引き出して治ればよいでしょう。そうして何が悪いのでしょう。心が身体の免疫系に影響を与えることを信じて(これはもう科学的事実だといって良いのだから)、大きなプラシーボ効果を引き出すこと。私が今もっとも力を入れていることです。

川畑伸子さんの『がんのイメージ・コントロール法』、カール・サイモントンの『がんのセルフ・コントロール』『がん治癒への道』、ペルティエの『心が生かし、心が殺す』等の有意義な書籍があります。私はもっぱら川畑伸子さんの本を手引きにしてイメージ療法を行っています。(Amazonでは『がんのイメージ・コントロール法』は品切れのようです。現在改訂版を準備中とのこと)


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