こちら特報部:水素水ブーム
最近はアヘンチンキを飲む量が増えてきました。豆乳を飲んだだけでも3回に2回は急激な下痢に見まわれます。我慢できずにいきなり来るから大変です。
大量のガスが発生しているようで、勢いよく排便されます。ものは考えようで、おならが大量に発生しているのなら、少し我慢していればおならの10~20%をしめると言われる水素が体内に取りこまれて、水素水を飲むよりは効果があるのではないか、できる限り我慢しよう。法政大学教授の佐巻健男氏は、
実は私たちの体内では日々水素が多量につくられています。大腸には水素産生菌がいて、水素を産生しているのです。
おならの量は食べ物や体調によっても異なりますが、1回で数ミリリットルから150ミリリットルほど、一日で約400ミリリットル~2リットル出るといわれています。
おならの主な成分は、飲み込まれた空気中の窒素が60~70%、水素が10~20%、二酸化炭素が約10%、そのほか酸素、メタン、アンモニア、硫化水素・・・などです。
おならとして外部に出る以外は体内に吸収されて血液循環に乗っていきます。これは、水素水から摂取する水素量と比べてはるかに多量です。
と述べています。⇒『水素水ってなに?(2)』『水素水ってなに?(1)』
今朝の東京新聞の「こちら特報部」は『水素水ブーム』でした。
高価な伊藤園の水素水を飲んだり、水素風呂に入ったりと七面倒なことをしなくても、ヨーグルトでも食べて腸内細菌、大腸菌を活発化させて腸内で水素が大量に産生されるようにすれば、直接血液に乗って身体全体に廻るのだから一番効率的でしょう。もっとも水素が「健康によい」「がんに効く」という根拠があればですが。そのような根拠は今のところ認められていません。
ただ、何度も書いているように、こうした代替療法に対する私の考えは、「あなたが心底から信じているのならやってみればよいでしょう。私はやらないけど」です。効果を感じているのなら、それがプラシーボ効果であろうが続ければよいのです。ただ、自分に効果があると思えるからといって、他人に勧めるのは止めておきましょう。あなたに効いたからといって別の人に効くとは限らないからです。それに、責任がとれないでしょ。