役立つがん情報の管理法

がんとの闘いは情報戦

突然がんといわれたら、まさか自分や家族ががんになるとは・・・。何の準備もしていないので、取りあえずインターネットで探すのではないでしょうか。

どんながんなのか。治療法は? 治るのだろうか? 予後は?

がんといわれたら、そこから情報戦が始まります。知識があるとないとは、大きな違いです。医者から説明をされても、基本的な知識がなければ話しが理解できません。医者とのコミュニケーションもままならないでしょう。

がんとの情報戦においては、すべての情報を1箇所において一元管理することです。

私は2004年からMicrosoftのOnenoteを使い始めたのですが、2010年にEvernoteが日本語対応になって以来、Evernoteに変えて使い続けています。

2007年に膵臓がんを告知されたのですが、膵臓がんとの闘いはEvernoteとの二人三脚でした。最初のころの情報はOnenoteに保存していたのですが、これもEvernoteに移行して、現在Evernoteには2004年からの保存された情報が30,000件以上登録されています。

がんとの闘いを有利にするためのEvernoteの活用法を紹介します。

Evernoteとは

ウェブサイトを通じて登録し、アカウントを設定すれば、誰でも無料で利用できるようになり(有料のプレミアム版もあり)、同社が提供するサーバ上にテキスト・画像・PDF などのデジタルデータを保存することができる。各自が設定した「ノートブック」と称するサブジェクトごとにデータを保存、記録したものは全て自動的にインデックスが作られ検索可能となる。任意のタグを付けたり、別のノートブックに整理することもできる。(Wikipediaより)

Evernoteは、サーバー上にテキスト、画像、PDFやWord・Excelなどのファイルを保存することができます。

インターネットでがんの情報を検索したとき、お気に入りやブックマークに保存しているかもしれません。しかし、これでは記事の内容まで検索することはできません。情報は、後からの検索が効率よくできなければ活用することはできません。

医者が説明をするとき、略図を書いて渡してくれたりしますが、これもスマホで撮影してEvernoteに保存することができます。事前に医者に質問したいことなどをPCからEvernoteに入れておいて、診察室ではスマホで保存した内容を確認するということもできます。

ブログネタに困ったときには、Evernoteを検索してネタを探すこともあります。

Evernoteの使い方

Evernote

プランは3つありますが、最初は無料プランで充分でしょう。

無料プランでは、月間のアップロード容量が60MB、使用できる端末数が2個までとなっています。

ネット上の記事(テキスト)なら60MBもあれば充分です。PCとスマホと2台の端末でアクセスできます。大きな画像やたくさんのPDFファイルをアップしないのであればこれで大丈夫です。私はPDFファイルや画像を多く保存するので、プレミアム版を契約しています。

メールアドレスとパスワードを登録すれば、すぐに使い始めることができます。

スマホのアプリと便利なアドオン

スマートフォンにもEvernoteをインストールします。

スマホ用には、Google playとAppストアからEvernoteアプリをインストールします。

メールアドレスとパスワードを設定すれば、PC上のEvernoteと同期してくれます。

便利なアドオン

パソコン用のブラウザにアドオン「Evernote Web Clipper」をインストールするとより快適に使えます。「Evernote Web Clipper」はFirefox、Safari、Chrome、Edge対応があります。IE(Internet Explorer)の場合はEvernote for Windows と一緒にインストールされます。

インストールするとメニューの上部に「象さん」マークが表示されるので、保存したいページでそこをクリックします。

保存のためのダイアログが表示され、保存の形式を「記事」「簡易版記事」「ページ全体」「ブックマーク」「スクリーンショット」から選択できるようになっています。

メールではスレッド全体の保存もできます。

スマホのカメラで診療情報などを撮影し、「共有」ー「Evernoteに保存」で保存しておけばどこからでも見ることができます。

 

ノートの管理

Evernoteは「ノートブック」をつくって情報を管理します。「ノートブック」はいわばカテゴリー分けです。

  • 検査データ
  • 治療歴
  • がんの情報
  • 代替医療

など、自分の使いやすいようにノートを分けると良いでしょう。

人生の記録として

私のノートブックの例です。

大きく「仕事」「プライベート」「趣味」「パソコン」などのフォルダを作り、その中にいくつかのノートブックを設定しています。

プロジェクトの進捗管理や終わったジョブの保存、ブログの下書き、メモ帳、日記としても使っています。

がんの情報だけでなく、人生の記録としても残せます。

Evernoteにはまだまだたくさんの機能があります。まずはインターネットの記事の保存から使い始めてはいかがでしょうか。


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