肩腱板断裂

肩の痛みで夜中に目が覚めることが二度ほど続いたので、今日は近くの整形外科で診察を受けた。来々週には大学病院での診察予約もしてあるのだが、予備的な診察のつもり。

問診して肩の可動域をチェック。クキッ・クキッと音がする。水平以上に上げようとすると痛みが生じる。

若い医師で院内はリハビリの患者でいっぱいだった。レントゲンの指示をもらい、その間に「電気治療をして」と言うので、「診断が確定しないのに電気をかけるのですか?」と尋ねたら、「止めておきますか?」「はい」でおしまい。

レントゲンは2枚。以前五十肩でかかった整形外科では5~6枚撮られたから、
良心的なほうかもしれない。診断結果は、予想通りの「肩腱板断裂」。あまり大きな断裂ではなさそうだ。「治療法は?」の質問に、「痛みはひどくなさそうだから、保存療法は必要ない。やるとすれば手術かなぁ」。手術でも治らない確率が20%程度はあるとのこと。席を立ってから「シップや塗り薬は?」と念のためにきくと、「気休め程度ですが、どうしますか?」との返事だったので「じゃあ、止めておきます」

診断だけで治療も薬もなしで、病名の確定だけなので1810円也。

治療の最終決定をするのは患者自身である。もちろん結果に対する責任を取るのも患者だから、それがあたりまえだと思っている。医者にも自分の考えを遠慮なく伝えることが大事で、それで不機嫌になるようなら病院を代えれば良い。開業医は人気商売だから、それで患者が困ることはまずない(なかには尊大な医者もいるが)。医者のプロとしての知識は尊重しつつも「主治医は私自身」というスタンスは変えない。

新しい糖尿病治療薬SGLT2阻害薬に関して、予想以上に重篤な副作用が出たために日本糖尿病学会が8月29日に2回目の勧告を出した。6月13日に出した勧告の「改訂版」というお粗末。

勧告がでた直後の9月3日には、田辺三菱株式会社と第一三共株式会社が新たに参入して、国内で販売されるSGLT2阻害薬は5成分6製品となった。日本糖尿病学会も日経メディカルの特集記事などでかなりこの薬を持ち上げてきたし、あいかわらず大学病院の医師らが「夢の治療薬」という宣伝に躍起になっている。巨大な糖尿病マーケットに「夢の新薬」だから、そりゃ企業も躍起になるはずだ。スキャンダルが起きなければ良いのだが。

昨今の医学会と製薬企業との不祥事が連続すると、患者も自分の命は自分で守る、そのためには新薬や「夢の治療薬」には飛びつかない心構えが必要だと思う今日この頃です。


膵臓がんと闘う多くの仲間がいます。応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 病気ブログ 膵臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

肩腱板断裂” に対して1件のコメントがあります。

  1. 最後小世話 より:

    http://blog.livedoor.jp/p208bwk6/
    だから、ここへ、って
    メールで相談してもいいし
    行ったほうが良いけど

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

がん一般

次の記事

ビジネスクラス