スポンサーリンク
「膵臓がんサロン」開催のご案内


【日 時】2022年5月21日(土) 15:00~17:00
【対 象】膵臓がん患者とその家族
【定 員】10名
【内 容】オンラインでの交流会 ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったリモート開催となります。
申込受付中です。

詳しくはオフィシャルサイトで

国がネオアンチゲン療法の効果を認めた?

この前の記事「医師の闘病から読み解く がんを生きる新常識2」にイチリキさんからコメントをいただいていますが、返信は長文になりそうなので、こちらに載せます。

イチリキさんのコメント

ネオアンチゲン治療で福岡のクリニックの画像が流れて、「国が認めた」と説明していたように思います。
国が認めたのなら、効果があるということですか。なぜ標準治療で使えないのですかね。

安全基準を満たしているだけ

録画でこの部分を確認しましたが、ナレーションはこのクリニックの映像にかぶせて、「現在治療が認められているのは、国の安全基準を満たした医療機関です」と話しています。

これはどういうことかというと、平成26年11月に施行された「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に、細胞を培養する施設が満たすべき基準が定められているのです。

厚生労働省「再生医療について」

この法律には「特定細胞加工物製造事業者に関する事項」があり、施設の構造設備基準、製造管理・品質管理などの基準、認定再生医療等委員会の設置などが定められています。

細胞培養設備や施設運営の安全に対する基準であり、その基準を満たした施設にしか細胞の培養は認めないとなったのです。

免疫細胞療法の一部のクリニックでは「国が認めた治療法」と、あたかも治療効果が認められたかのような虚偽の宣伝を行っている例がありますが、NHKのアナウンサーの正しいナレーションの通り、「安全基準」を満たしているだけであり、自由診療で行っている治療法の効果を国として認めたわけではないので注意が必要です。

がんの免疫細胞療法の支援を行っている上場企業では、メディネット、テラ、タカラバイオの3社とも、この法律にしたがった許可を得ています。倉庫の片隅で行っているような劣悪な管理の培養施設を排除しようというのが法律の趣旨です。

昨年6月には、再生医療等提供計画を提出せずに他人の臍帯血を用いた再生医療等を提供したとして、この法律に基づいて表参道首藤クリニック、大阪タワークリニックなどに「緊急命令」が出されて一時営業停止になったことが報じられました。

番組で紹介された福岡がん総合クリニックも「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」による九州厚生局長の認可を受けています(認定番号 NB7140001)。このクリニックは膵臓がんの治療数が多いですね。治療実績をグラフで紹介していますが、以前は患者数を数字で表示していたのですが、最近はグラフだけになっているようです。

私も、ネオアンチゲンによるがん治療には大きな関心と期待を持っていますが、まだまだ開発段階、実験段階の技術です。過大に期待はせず、研究の結果を待ちたいと思います。


膵臓がんと闘う多くの仲間がいます。応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 病気ブログ 膵臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

コメントを残す