メラトニンは、がん細胞のアポトーシスを誘導する

トランプ大統領が、イランと結んだ核合意から一方的に離脱を表明し、原子力空母を中東に派遣するなどきな臭いニュースが続いています。

こちらは同じイランからですが、希望の持てるニュースです。

(2019年5月) イランの研究グループがガン治療におけるメラトニンの利用についてまとめたレビューを “Life Sciences” 誌に発表しています。

メラトニンは、私が愛用している数少ないサプリメントの一つであり、10年以上服用しています。副作用はまったくありません。敢えて副作用を挙げれば「熟睡できる」ことでしょうか。

もちろん、膵臓がんに対するメラトニンの抗がん作用を期待しているからですが、今回のニュースでもメラトニンの次のような作用機序が発表されています。

  • メラトニンは天然の抗酸化・抗炎症物質であり、放射線療法や化学療法の副作用から(正常な組織を)保護してくれる。
  • メラトニンは、ガン細胞の放射線療法や化学療法への耐性を解除するのを助けてくれる。
  • メラトニンは、ミトコンドリア・内因性の活性酸素種・Bcl-2・Bax(Bcl-2-associated X)・アポトーシス受容体などに作用することによって、がん細胞のプログラム細胞死(アポトーシス)を誘導する。
  • 研究者らは、アポトーシスシグナル伝達経路に対するメラトニンの調節作用を検討した。

メラトニン(MLT)がアポトーシスを誘導するシグナル伝達経路

メラトニンは、放射線や抗がん剤から正常細胞を守り、逆にがん細胞が抗がん剤耐性を獲得するのを阻害し、がん細胞のアポトーシスを誘導するというのですから、魔法のサプリメントか?と考えるかもしれません。

がん細胞のアポトーシスが多ければ腫瘍の増大速度が鈍るので、生存期間の延長も期待できます。

メラトニンの上のような作用は、以前から指摘されており、一部臨床試験も行なわれて、「膵臓がんが消失した」という例もあるようです。

一方で、メラトニンの抗がん作用については、統計的有意差は認められなかったという研究も多くあります。(だから代替療法なんですが)

『膵臓がん患者と家族の集い』に参加された方は、私がメラトニンを摂っていることをご存じで、その後メラトニンを摂るようになって告知後3年ほど経つ方が何人かおります。

欧米ではドラッグストアで気軽に買えるメラトニンですが、日本では医師の処方箋がないと購入できません。しかし、個人輸入という方法もあります。

メラトニンについて気になる方は、このサイトの検索窓に「メラトニン」と入れて検索してください。もっと詳しい情報や購入方法まで書いた記事があります。

今日は主治医の許可が出たので、手術箇所に防水テープを貼ってシャワーを浴びることができました。気持ちよかったです。さて、メラトニンを服用して寝るとしますか。


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