サプリメントはどう選ぶ。メラトニンはもっと注目されてもよい


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  • 現代医学には限界がある
  • 漢方は説明不足
  • 代替医療にはエビデンスがない

しかし、がん患者には時間がない。エビデンスが揃うまで待っていられない。

これが多くのがん患者に共通した想いではないだろうか。「がんサポート情報センター」に最近つづけていくつかのサプリメントに関する記事が公開された。

エビデンスレベルで言えば、ほとんどのサプリメントがグレードC(勧めるだけの根拠が明確でない)となる。グレードBになるためには、複数の無作為化比較試験で有効性が認められる必要があるから、敷居は高い。無作為化比較試験を行なっているのは、アガリクス、AHCC(シイタケ菌糸体)、さめ軟骨であるが、サメ軟骨は試験の結果効果がないことが確認されている。これらはいずれも金沢大学で臨床試験が行なわれてきた。

エビデンスがないと言うことは、効果がないこととは違う。まだ証明されていないと言うこと。だから、私のサプリメント・代替療法を選ぶ基準は

  1. 重篤な副作用がない
  2. ある程度のエビデンスがある
  3. 高価ではない

である。1.はあたりまえ、副作用で死んでは元も子もない。2.は少なくともヒトに対するデータで効果があると予想されるもの。この程度にしないと選択するものが無くなる。この中から自分で納得できるものを選ぶ。3. も重要。長く続ける必要があるから、理由もなく高いものは続かない。それに、いかさまなものほど価格を高く設定してある。彼らに言わせると「原価が1000円のものを2000円にすると売れないが、10万円にすると飛ぶように売れる」のだそうだ。患者は高ければ効果があるかのように錯覚するのである。

私は手術の直後から中断せずにメラトニンを服用しているが、メラトニンについてのこんな記述もある。

メラトニンは、サプリメントの中では臨床研究も進んでいる。国立健康・栄養研究所のサイトでも、複数の臨床試験があり、「固形がんへの有効性が示唆される」と示されている。たとえば、次のような報告もある。
転移性の進行非小細胞肺がん100例を対象とした比較試験では、抗がん剤単独投与群の奏効率(がんが縮小した割合)は18パーセント、5年生存率は0パーセントだったのに対し、メラトニン+抗がん剤併用投与群はそれぞれ35パーセント、6パーセントだった。
「メラトニンは、臨床試験を行っている研究機関が一部に偏っているのが玉に瑕です。ただし、さまざまな研究機関で臨床試験が行われ、確固たる評価を得られれば、抗がんサプリメントとして、世界中で認められる可能性もありますね」
また、メラトニンは、進行非小細胞肺がん70例を対象とした比較試験でも、悪液質の割合を有意に低下させた。
福田さんによれば、がん治療にメラトニンを活用する場合、1日20ミリグラムを服用するのが普通だと言う。

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「たとえば、最近では、ビタミンDとカルシウムを併用したところ、がんの発生率が半減したという比較試験の結果も出ています」

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メラトニンは体内で作られる物質であるから、有効性を証明しても特許がとれない。製薬企業が臨床試験をすることはあり得ないから、公的な機関が試験をするしかない。積極的に効果を確認して欲しいと期待している。

6月17日のブログに「健康食品の安全性・有効性情報」からの検索方法を紹介したが、その中で膵臓がんに効果があると思われるものを列挙しておいた。ビタミンDについても紹介している。お茶について今回の記事にはないのが残念であるが、メラトニンとビタミンDの重要性はもっと多くのがん患者が注目しても良いサプリメントだ。

こちらの話題も重要だ。
がん医療の現場で見直される「口から食べる」大切さ

がんと闘うのは患者さん自身で、外科手術、抗がん剤、放射線などによる治療はあくまでも、がんとの闘いをサポートする手段に過ぎません。がんを抑え、がんと共存するには何より、その人が体力を保ち続けなければなりません。そのためには食べるということが基本的かつ不可欠の条件です。

体力を維持するために栄養が十分に含まれていること。とくに転移が発生するなど症状が進行している場合は、血中のアルブミンというたんぱく質や電解質のバランスがいびつになっていることも多いので、その面での配慮も必要です。

がんと闘うには、免疫力も含めた体力、そして動物性・植物性のタンパク質が必要がです。厳格なゲルソン療法などの食事療法はかえって危険かもしれません。バランスのとれた食生活が何より大事でしょう。

食事と運動、感情のコントロールががんとの闘いにおいては重要です。シュレベールは『がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」』で次のように言っている。

私たちの貴重な白血球を強化できるものはすべて、腫瘍の成長を阻むこともできる、という結論である。要するに、免疫細胞を刺激し、(食事療法、運動、感情のコントロールによって)炎症と闘い、血管新生と闘うことで、がんが増殖できる環境をなくすことができる。従来の薬による治療と平行して、誰でも身体の潜在能力を活性化することができるのだ。そのために支払うべき”代償”は、より意識的でバランスがとれた生活、つまり、より美しい人生を送ることなのである。

 

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