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がんクリニックの見分け方

緩和ケア医の大津秀一先生のブログが興味深い記事を載せています。

次のようながんクリニックは注意が必要

たくさんありますが、

Ⅰ 適応外の抗がん剤や分子標的薬、オプジーボやキイトルーダ等の治療を自費で行うところ

Ⅱ 2019年現在効果が確認されている免疫チェックポイント阻害薬ではない免疫治療中心のところ

Ⅲ 食事でがんが治ると謳っているところ

Ⅳ ビタミンC大量療法(→プラセボとの比較試験を欠いているので、どれだけ寄与するかは不明確とアメリカ国立がん研究所のホームページに記載)や温熱療法(→標準治療になるためにはまだまだ研究が必要なことがアメリカ国立がん研究所のホームページに記載)などの効果を過剰に伝えているところ

などが挙げられるでしょう。

美容整形外科や眼科、歯科医まで「免疫(細胞)療法」を謳っていますから、本当に氾濫しています。

ただ、がん患者が「もしかしたら私には・・・」と考える気持ちはよくわかります。統計的な科学的根拠はなくても、著効例はあるではないか。1%でも可能性があれば挑戦したいという気持ちです。経済的に余裕があればそれも良いでしょう。私ならやりませんが、というのが私の考えです。無下に否定はしません。

しかし、歯科医までが参入しているような治療法に、効果を期待できるのでしょうかね。

これらの免疫療法クリニックも、患者の血液を採りだして、白血球を培養して再び体内に戻すのですから、平成26年11月に施行された「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に、細胞を培養する施設が満たすべき基準が定められているのです。国への届出が必要になります。

こちらにそのリストがありますが、数えきれません。

上記の法律では「再生医療等委員会」の設置が義務づけられているのですが、「〇〇法人 認定再生医療等委員会」「日本先進医療医師会再生医療等委員会」などが面倒な手続きを一手に引き受けている様子がわかります。

クリニックの側は、患者から血液を採取して培養施設に送る。法律上の面倒くさいことは、金さえ出せば、これら委員会が代行してくれるという仕組みですね。

お目当てのがんクリニックがどの系列なのか、調べてみるのもおもしろいでしょう。

大津秀一先生は、8月31日の『膵臓がん患者と家族の集い』で、「膵臓がん患者の緩和ケア」という趣旨の講演をしていただく予定になっています。ご期待ください。

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