製薬企業と大学病院、学会のダメな関係

今朝の東京新聞朝刊です。

<税を追う>製薬71社が寄付288億円 大学病院や学会へ

ワセダクロニクルが医師個人に渡った資金をデーターベース化していますが、こちらは大学病院の医局や学会に渡った資金です。

製薬企業からの、こうした金がなければ、医局の運営も学会の運営もままならないということなのでしょう。でも、結局はわれわれの税金から出されているのです。だとしたら、もっと患者を丁寧に扱ってもらいたい。(無理か!)

日本の大手製薬企業の販売費・一般管理費は、売上高の50.8%です。全産業では18.4%ですから、かなり高い。その内訳は、研究開発費は31.4%、宣伝費・営業管理費が64.6%となっています。

つまり、薬の開発に費用がかかるから薬価が高いのではなく、宣伝費に金がかかるからなんですね。(大学病院や学会への寄付は「宣伝費」として処理されているはず)

日本高血圧学会が、高血圧の降圧目標を80-130mmHgに下げると決定しましたが、これも本当に学術的なことだけが理由なのか、疑問に思っています。相当寄付金が流れているのではないでしょうか。


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