オンコパネルが検出遺伝子数を拡大
現在保険診療で適用可能な遺伝子パネル検査には2種類あります。NCCオンコパネルとFoundationOneですね。
調べることができる遺伝子数はNCC オンコパネルは114個で対するFoundationOneは324個と差がありました。
この度NCCオンコパネルの検出遺伝子数が拡大されることになります。
シスメックスは本日(2月8日)、遺伝子変異解析セット(がんゲノムプロファイリング検査用)「OncoGuide™ NCC オンコパネル システム」に関して、検出可能な遺伝子の変異を拡大するなどの機能強化に伴う製造販売承認の一部変更申請について、今月(2021年2月)1日に承認を取得したことを発表した。
今回の適応拡大により、従来114 遺伝子の変異・増幅の検出であったものが、124遺伝子の変異・増幅、13遺伝子の融合とマイクロサテライト不安定性(MSI)の検出が可能になった。また同社は、全124遺伝子の生殖細胞系列遺伝子バリアントも参考情報として提供する、としている。
Medical Tribuneより
MSI-Highが検出できることで、膵臓がん患者には朗報ですね。