膵臓がんを告知されたときから「死」の準備をしよう

スポンサーリンク
LINEで送る
Pocket

FXT20145今日のタイトル、過激ですか?

ここ最近、膵臓がんで亡くなる方、転移・再発する方が多い、そんな気がします。統計的に言えばばらつきの範囲内なのでしょうが、膵臓がんに罹る人は確実に増えています。

膵臓がんと言われたら、まず「死」の覚悟と準備をした方が良い。ステージⅠでも再発率は高い、再発したら早ければ3ヶ月、半年の余命。ステージⅣbなら、いずれ抗がん剤も効かなくなる。

転移・再発したがんでの抗がん剤は、あくまでも「延命効果」と「症状の緩和」が目的です。治ることはない。これを勘違いしている患者は多い。

私の場合:膵癌の摘出手術が終わり、退院までのベッドの上で考えたことは、「がんで死ぬのも悪くはないかも」だった。「拾った命だから、生かされるままに生きよう」とも思った。

良寛のこんな詩が思い浮べながら、

騰々(とうとう) 天真に任す
嚢中(のうちゅう) 三升の米
炉辺 一束の薪
誰か問わん 迷悟の跡
何ぞ知らん 名利の塵
夜雨 草庵の裡
雙脚(そうきゃく) 等閑(とうかん)に伸ばす

ベッドで細くなった足を伸ばして考えた。
さて、俺が死んだあとの妻の生活をどうするか。ハウスメーカー数社に電話して「自宅を賃貸マンションに建替える。退院したらすぐにプランを持って来い」と告げた。

退院した翌年には、再発したら(多分再発するだろうし)余命は数ヶ月だから、元気なうちにと、田舎の墓じまいをした。骨壺はゆうパックで送って、浅草の妻の菩提寺に一緒にした。

ちなみに、骨壺は宅配便・宅急便では受付拒否されますが、ゆうパックは可能です。「瀬戸物」と書いて送りました。

こうして死ぬための計画を着々と進めた。

「死」を覚悟し準備することは、「希望」を持たないということではない。


スポンサーリンク

統計的に言えば、膵臓がんはまず助からない。しかし、生存率曲線の右端は恐竜の尻尾のように伸びている。ゼロになっていない。つまり、例外的患者は常にいるのだ。

どうすればその例外的患者になることができるのか。確かな方法はありません。しかし、やるべきこと、可能性がありできることはたくさんある。

このブログには、そうした試行錯誤と実行してきたこと、死に対する考え方なども綴ってきた。

間違っていなかったと思う。今こうして完治しているのは、実行してきた結果なのかどうかは分からない。「成り行き」だ。成り行きだから、それは向こうからやってくるのであって、つかみ取るものではない。

サプリメント、足湯に玉川温泉、食事療法、代替医療。自分が「これは」と思えるものをやった上で、「さぁ、やるべきことはやった。あとはお任せ」と言える状態になったときが、身体の免疫力も一番高くなっている(たぶん)。そして、ふとした気まぐれで恐竜の尻尾になっている。

そんなものではないのかな。奇跡的治癒や例外的患者になるということは。

だから、膵臓がんと言われたら、死ぬ覚悟と準備をし、がんで死ぬのも悪くはないね、いずれやってくることだしと考え、しかし、希望を持ってやるべきことをやる。でも期待はせずに、その結果を受入れる。そんな「成り行き任せ」の患者に、もちろん全員ではないが、治癒が訪れるのだと思うよ。

一日中がんのことばかりを考えている患者からは、がんは逃げていかないよ。だって居心地が良いのだから。

シュレベールは『がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」』で次のように言っている。

私たちの貴重な白血球を強化できるものはすべて、腫瘍の成長を阻むこともできる、という結論である。要するに、免疫細胞を刺激し、(食事療法、運動、感情のコントロールによって)炎症と闘い、血管新生と闘うことで、がんが増殖できる環境をなくすことができる。従来の薬による治療と平行して、誰でも身体の潜在能力を活性化することができるのだ。そのために支払うべき”代償”は、より意識的でバランスがとれた生活、つまり、より美しい人生を送ることなのである。

がんであろうがなかろうが、今からでも遅くはないから、より美しいと言える人生を送るようにしたいものだ。


がんと闘う多くの仲間がいます。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

このブログの関連記事

  • 卵巣がん体験者の会のNスペ「がんワクチン」批判【追記あり】卵巣がん体験者の会のNスペ「がんワクチン」批判【追記あり】 先日のNHKスペシャル「がんワクチン~夢の治療薬への格闘~」につてい、卵巣がん体験者の会スマイリー:片木美穂代表が全面的で適切な批判の意見をアップされています。 2012年11月 […]
  • 10万年後10万年後 頭のいい専門家が集まって議論すると漫才ネタになるということか。 制御棒処分、70m以深 国の管理10万年 規制委方針 地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深 […]
  • 心と癌と量子力学の関係(1)心と癌と量子力学の関係(1) 『化学装置としての脳と心―リセプターと精神変容物質 』(リチャード・M・レスタック著 半田智久 訳 新曜社)は、精神変容物質が脳に作用する機構を解説したものであり、植物を使った […]
  • ロハス・メディカルの「患者・家族との意見交換会・傍聴記」ロハス・メディカルの「患者・家族との意見交換会・傍聴記」 ロハス・メディカルの「国立がん研究センター 患者・家族との意見交換会 傍聴記」がおもしろい。 「がん対策推進基本計画」の記載に基づき厚生労働、文部科学、経済産業の 3 […]
  • トランプ大統領誕生トランプ大統領誕生 やはりトランプか。今後は世界が変るね。 英国のEU離脱に続いての「まさか」の連続。いずれも反グローバリゼーションの勝利との側面が強い。 ヒラリーでは先 […]
  • 若林暢チャリティーコンサート若林暢チャリティーコンサート 大田文化の森で開催された『若林暢チャリティーコンサート』に行ってきた。アフガニスタンで女性のための『希望の学校』を運営しているNGO等への募金活動のため、大田区在住の若林さんが賛 […]
  • マインドフルネスとタオ 『マインドフルネスストレス低減法』の冒頭にある「日本の読者の皆さんへ」で、カバットジンは、鈴木大拙によって日本の禅を知り、道元の思想に影響を受けていると書いています。もちろん25 […]
  • 変わる病院、変わらない医者変わる病院、変わらない医者 国立がん研究センターが変わろうとしている。今年の4月に独立行政法人化したのを機会に、初代理事長に就任した嘉山孝正氏は、「今後は難治や再発がん患者を受け入れ、がん難民を出さない」と […]
LINEで送る
Pocket

膵臓がんを告知されたときから「死」の準備をしよう” に対して3件のコメントがあります。

  1. 奈半利町白髪の久美ちゃん より:

    お葉書ありがとうございまーす😊木下君の お写真、奥様の
    お写真見つけました 19日の同窓会で皆んなに 見てもらいますね
    写真も 沢山写して くるよフェイスブックにアップするよ
    楽しみに しててね。

  2. キノシタ より:

    ピロコさん。初めまして。
    "過激な"応援メッセージ、ありがとうございます。
    私としてはジュレベールの本がもっと広まって欲しいと思います。
    「死」について考えることは難しいのは承知ですが、がん患者になったら”特権”としてじっくり考えることが必要かと思います。
    よろしくお願いします。

  3. ピロコ より:

    過激じゃありません
    まさに、まさにです
    はじめまして キノシタさん
    私は卵巣ガンの経過観察の身になり、情報を求めていくうちに
    キノシタさんのブログに出会い 、シュレベールの本と出会い
    キノシタさんを勝手に師と仰ぎ 道を進んで参りました
    死を覚悟することで
    前より よい人生を歩んでる実感があります
    悩みや煩悩がなくなったわけじゃあありませんが
    そんな自分に警告をならすことが できるようになりました
    免疫力下がっちゃいますからね
    限りある時間 空な気持ちで生き、死んでいきたい
    素敵なメッセージに感謝、そして沢山の人に届くといいな…
    スーと浄化された気持ちになり、思わずコメントさせて頂きました

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です