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モーツァルトはがんに効くか?

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モーツァルトの話題が続きます。

腫瘍内科医の勝俣先生も言ってますが、欧米で盛んな音楽療法には一定の効果がありそうです。

確かにモーツァルトのアダージョなどは、聴いていて気分が良いです。自然と瞑想になっている。ピアノ協奏曲の第2楽章のAdagio、クラリネット協奏曲のAdagio、 K.540のアダージョ ロ短調、どれも良いですね。

モーツァルトの音楽には糖尿病が治った、血圧を下げる、がん細胞の増殖を抑える、などの効果があるという説があります。

モーツァルトが求め続けた脳内物質』では、他の作曲家の曲には反応しないラットが、モーツァルトの曲を聞かせると落ち着いてくる。実験してみると、ラットの脳内ドーパミンの合成を調整する化学反応が活発になっていることが分かり、なかでも高周波数の音域が重要であったと紹介されています。

モーツァルトが求め続けた「脳内物質」 (講談社+α新書)

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どうしてモーツァルトの音楽にはそのような効果があるのか。著者はその秘密に科学的に迫ろうとします。合わせて脳内麻薬といわれるドーパミンとは何かも紹介しています。

音楽療法という分野があり、特にモーツァルトの音楽には糖尿病が治った、血圧を下げる、がん細胞の増殖を抑える、などの効果があると言われています。

モーツァルトが10代のときに作曲した曲、ディヴェルティメントや教会ソナタが特に効果的で、ディヴェルティメントニ長調第三楽章のアダージョ(K.205)を平均65デシベルの音量で聞かせたときが一番大きな変化が起きたといいます。そして、モーツァルト自身が抱えていた病気を癒やすために、自分が心地よい曲を作曲したのだという結論です。

モーツァルトの音楽の特徴として

  • 高周波数領域の音が多く、創造性を活発にさせるエネルギーを持っている
  • 独自の音楽の反応スペクトルを持つ。スムーズな音の流れを生み出すフレーズの速いパッセージがあり、音の連なりに大きな運動性がある
  • 子供の心臓が脈打つような生理的リズム

を挙げて、こうした特徴がドーパミンの合成を促すのだと結論づけています。ドーパミンは情報伝達物質であり、免疫系とも深く関わり合っています。

モーツァルトは注意欠陥多動性障害(ADHD)、トゥレット症候群サヴァン症候群などの病気を持っていて、晩年は高血圧を併発していたという精神科医らの研究があるようです。

映画「アマデウス」に登場するモーツァルトはそのような病気を持った奇声を発したりする人物のように描かれていましたね。これらの病気は脳内ドーパミンの分泌と深く関わっており、著者はモーツァルトが幼年期にてんかん症を患っており、のちに統合失調症となったのだろうと推測しています。

オヤジ

私もバッハとモーツァルトを聞くと落ち着くんだよね。

ノーマン・ドイジの『脳はいかに治癒をもたらすか』にもモーツァルトの音楽と脳波の関係が述べられています。

脳はいかに治癒をもたらすか――神経可塑性研究の最前線

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ニューロンが音楽と同期して発火するため、音楽は脳のリズムを変える一つの手段になる。音に基づく神経可塑性の専門家であるノースウェスタン大学のニーナ・クラウス博士らは、モーツァルトのセレナーデの演奏によって発せられる音波を録音した。また、被験者の頭部に電気センサーを装着し、このモーツァルトの音楽を聞かせている間の脳波を記録した。驚いたことに、モーツァルトの音楽は発する音波と、それによって引き起こされた脳波は同じだった。さらには、脳幹における脳波すら、音楽が発する音波と同じであることが分かった。

モーツァルトの曲は、他のいかなる作曲家の曲にもまして、神経系の経路を整え、脳に刺激を与えてその配線を促し、言語の習得に必要なリズム、メロディー、流れを付与します。

モーツァルトの音楽には炎症作用を抑える効果もあるという。

モーツァルトやシュトラウスを聴くと、血中脂質濃度と心拍数が低下するようだ、というドイツ・ルール大学ボーフムからの研究報告。

モーツァルトやシュトラウスのクラシック音楽には、血中脂質濃度と心拍数を低下させる効果がみられることが明らかになった。

モーツァルトとシュトラウスのクラシック音楽では、血圧と心拍数が著しく低下したが、ABBAの歌では実質的な効果がみられなかった。

コルチゾール濃度に関していえば、特にモーツァルトやシュトラウスの音楽を聴いた後、コルチゾール濃度の低下が、女性よりも男性でより顕著であり、参加者の性別によって反応は異なるようだ。

慢性的にストレスにさらされていると、コルチゾールがつねに体内に放出された状態になり、免疫系が抑制され、慢性炎症が起きる。モーツァルト(だけではなく音楽を)を聴くだけでコルチゾールが下がり、炎症反応が抑えられるという。


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