「膵臓がん患者と家族の集い」のご案内


10/23『膵臓がん患者と家族の集い』

【日 時】2022年10月23日(日) 14:00~17:00(開場:13:45)
【会場1】大田区産業プラザPiO 6階D会議室
【参加費】1,000円(会場1への参加者のみ)
【会場2】YouTubeでのオンライン同時配信:参加費は無料
【対 象】膵臓がん患者とその家族、遺族
【定 員】合計 約 100名
【内 容】
第1部 講演:「膵臓がんから15年、治った理由」木下義高
第2部 患者さん同士の情報交換・交流会
リアル会場での参加とYouTube同時配信のハイブリッド開催となります。
参加申込受付中です。

詳しくはオフィシャルサイトで

ハイパーサーミアと高気圧酸素治療

「ハイパーサーミアやってます」という膵臓がん患者さんが増えてきました。ざっくりとして感じですが、5人に1人がハイパーサーミアをやっている印象です。

最近は治療用機械も進歩して、化学療法や放射線治療との併用で治療効果が上がってきているようです。エビデンスも積み上がっています。

ハイパーサーミアとは

サーモトロンRF-8® 山本ビニター株式会社

腫瘍を電磁波で体外から加温する治療です。

体の表面から二極の電極盤ではさみ、その間に8MHzの高周波(ラジオ波)を通すことで、がんの局所の温度を上昇させます。体の表面の温度が先に上昇すると、痛みや低温やけどの原因となりますので、体表を冷やすために体に接する電極またはオーバーレイボーラスに5℃の冷却水を流し、体の中心部分の温度をより高める工夫がされています。

『膵癌診療ガイドライン 2019』でも「ハイパーサーミア」に触れています。

『膵癌診療ガイドライン 2019』の「ハイパーサーミア」に関するコラム

ハイパーサーミアの特徴

人間の細胞は42.5度以上に温度が上がると死滅します。表在性腫瘍に対しては、この熱の効果で腫瘍を死滅させることが可能で腫瘍縮小効果が期待できます。

深在性腫瘍に対しては、40℃前後の温度上昇であっても、1回の治療が43℃で1分間に匹敵するような十分な温度上昇と加温時間が得られた場合、がん薬物療法(化学療法/抗がん剤治療/分子標的薬/免疫チェックポイント阻害剤)・放射線治療の増感効果を得ることができます。

1990年4月より保険適用となっており、30年以上の期間で保険診療が行われてきています。当センター導入の機器は第5世代目であり、加温調節機能の向上と冷却性能が改善されています。日本ハイパーサーミア学会から推奨を受けています。

ハイパーサーミアにより、熱ショックタンパク質(Heat Shock Protein;HSP)を介して免疫力が高まる効果やアブスコパル効果が報告されています。

千葉県がんセンターのサイトより

このブログでも最近の情報を追っかけています。国内に110施設ほどもあるそうですから、あなたの近くにもあるかもしれません。

費用は

最初の8回までは保険適用され3割負担の場合、深部腫瘍では8回で27,000円、表在腫瘍(乳房、皮膚など)は18,000円になります。
一割負担の場合、深部腫瘍では9,000円、表在腫瘍は6,000円になります。それ以降は自費になり一回あたり10,800円(消費税込)になります。

最近では3ヶ月間に8回程度という範囲を超える治療に対しては保険適用が認められない状況が続いております。

参考資料:日本ハイパーサーミア学会ニュースより引用、2021年10月18日

日本ハイパーサーミア学会ニュースNo.101【お知らせ】健保検討委員会よりお知らせ 日本ハイパーサーミア学会健保検討委員会

「保医発第0305号 別添 557~558頁(添付ファイル)M003 電磁波温熱療法(一連につき)(4)「一連」とは、治療の対象となる疾患に対して所期の目的を達するまでに行う一連の治療過程をいう。数ヶ月間の一連の治療過程に複数回の電磁波温熱療法を行う場合は、1回のみ所定点数を算定し、その他数回の療法の費用は所定点数に含まれ、別に算定できない。なお、医学的な必要性から、一連の治療過程後に再度、当該療法を行う場合は、2か月に1回、2回を限度として算定する。

※上記赤文字の部分の解釈についてですが、追加の回数は2回までで、計3回(最初の1回を足して)というのが厚労省の解釈です。例えば1月に一連の治療を行い、再度行う場合は3月、5月の3回は請求が出来る、というものです。

高気圧酸素治療

装置内を大気圧より高い圧力にし、高気圧の酸素ガスを吸入することで、血液中に多量の酸素を溶け込ませる健康保険適用の治療です。

がん治療に関する高気圧酸素療法は、健康保険適用であり、放射線または抗がん剤治療と併用する悪性腫瘍治療に対して、2.0〜2.5気圧の100%酸素を1回1時間吸入する治療です。

腫瘍組織内(特に膵がん)は極端な低酸素状態にあり、低酸素誘導因子という蛋白が分解されず、がん細胞内に蓄積して、それらが、化学療法や放射線療法の効きを悪くする100種類もの蛋白(がん治療耐性化蛋白)を作っています。

特に膵臓癌では腫瘍内は極端な低酸素状態になっているので、抗がん剤の効き目も悪くなっています。

高気圧酸素療法で腫瘍内の低酸素状態が改善することにより、低酸素誘導因子やがん治療耐性化蛋白が減り、腫瘍免疫が向上することで、がん治療の効果を高めることになります。

化学療法や放射線療法に加えて高気圧酸素療法を行うことで、がん治療の効果を高めることができますし、さらに、電磁波温熱療法も併用することでより高い治療効果を得ることができます。

費用

治療費は、保険診療の場合、診察料を除いて、治療1回につき3割負担の方で ¥12,480、1割 負担の方は ¥4,160です。


膵臓がんと闘う多くの仲間がいます。応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 病気ブログ 膵臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

コメントを残す