ビタミンDでがんの術後5年生存率が改善

膵臓がん患者のコミュニティサイト「PanCafe」でビタミンDの話題が取りあげられています。

PanCafeの投稿

おーぐっちゃんが、神戸新聞の記事を紹介しています。

おーぐっちゃん が更新を投稿 2019年7月4日 12:48 PM

今日の神戸新聞朝刊に、ビタミンDのがん再発予防効果を臨床研究で示した慈恵医科大柏病院秋葉直志院長に、がん撲滅につながる優れた研究を顕彰する「後藤喜代子・ポールブルダリ科学賞」が授与されたとの記事が掲載されました。

非小細胞肺がん術後の155人をビタミンDサプリメント服用群とプラセボ服用群に分け、最長8年間の経過追跡をした結果、5年生存率に大きな有意差が認められたとの内容です。

「後藤喜代子・ポールブルダリ科学賞」は、フランス人ポール・ブルダリ氏が、肺癌で若くして他界した日本人の配偶者、後藤喜代子さんを偲び、癌(とりわけ肺癌)の撲滅を目指すべく、 日本人医学者の優秀な論文に対し顕彰を行うことをその事業目的と定め、国境を越えた夫婦愛の結晶の証として、平成24年3月14日に設立された財団です。

ビタミンDの臨床試験で5年生存率が改善

第7回(2018年度)「後藤喜代子・ポールブルダリ科学賞」を受賞したのは、慈恵医科大柏病院秋葉直志院長らが行った臨床試験です。

非小細胞肺がん患者155人を、手術後1年間、ビタミンDサプリメント(1,200 IU /日)を与えるグループとプラセボ群に分けて比較した無作為化二重盲検試験です。

再発および死亡はそれぞれ40人(28%)および24人(17%)の患者に発生した。全試験集団において、プラセボ群と比較してビタミンDに関して無再発生存期間(RFS)および全生存期間(OS)のいずれにおいても有意差は見られなかった。

しかしながら、分析を25(OH)Dが低い初期段階の腺癌を有するサブグループに限定することにより、ビタミンDグループはプラセボ群より、5年RFS(86%対50%、P= 0.04)およびOS(91%)が有意に優れていた対48%、P= 0.02)。

ビタミンDの血中濃度が低い患者に限れば、1日に1,200 IUのビタミンDサプリメントの摂取が5年生存率を改善するという内容です。

 ビタミンDの効果

近年、ビタミンDに関する科学的根拠(エビデンス)がどんどん出てきています。もちろん、効果がなかったという研究結果も同じようにあるのですが、だからこそ代替療法なわけです。

ビタミンDに関する話題は、この記事の最後「このブログの関連記事」にまとめてあるので、興味のある方はご覧ください。

代替療法に関する私の考え方は、

  1. ヒトに関してある程度の科学的根拠(エビデンス)がある
  2. 重篤な副作用が無い
  3. 長く続けるためには、小遣い程度で購入でき高価でない

です。その意味では、ビタミンDは無視するには勿体ないものです。

ビタミンDは多くの食物に含まれているので、まずは食事から摂る。また、日光に当たることによって皮膚で産生されるので、肌を露出して1日15分以上は日光に当たることで充分な量のビタミンができます。

ただ、日本人の多くはビタミンD不足です。厚生労働省の推奨値は諸外国に比べて低すぎます。

外出の少ない方、冬場など太陽光線が少ない時期はサプリメントで補給することもよいでしょう。

私は1日1000IUのサプリメントを摂っています。おーぐっちゃんは、PanCafeへの投稿で、1日5000IUを摂っていると書かれています。

私はAmazonから購入しています。製造元は米国ですが、大塚製薬から販売されています。

ネイチャーメイド スーパービタミンD(1000I.U.) 90粒

合わせ買い対象品になっているので、EPA/DHA等と一緒に購入しています。


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