目隠しをしながら火を消すことはできない
コビューの『7つの習慣』だったか、別の本だったか忘れたけども、緊急事態に際して指導者・責任者がまず最初にすべきことは何か。そういう問題が載っていました。
あなたは大きな客船の船長だとします。あるいは特急列車の運転手、または大型旅客機のパイロットでもいいでしょう。何か異様な大きな音がした。振動がした。そうした場合にまず最初に取るべき行動は何か。
現状を把握することでしょう。
どこで何が起きているのか。その影響の範囲はどこまでなのか。それが分からなければ対策の立てようがありません。
小学生にでもわかる当たり前のことです。
ところが、今回の新型コロナウイルスの PCR 検査については根強い反対意見があります。検査をやったって治療法がないのだから無駄だとか、希望者全員が病院に殺到したら医療崩壊が起きるとか、逆にそこで感染が広まってしまうとか、さまざまな理由で反対を唱えている自称「専門家」がいます。
WHO事務局長、新型コロナで各国は「検査に次ぐ検査を」
事務局長は会見で「全ての国がとにかく検査に次ぐ検査を行うということに尽きる」とした上で「目隠しをしたまま(新型コロナと)闘うことはできない」し、検査をしなければ感染の連鎖は断ち切れないと語った。
国内における新型コロナウイルスに係るPCR検査の実施状況
さて厚生労働省どうするんですかね。一日に3000件できる、9000件できると言いながら、上が厚生労働省が出している PCR 検査のお寒い現状です。