「笑い」はがん細胞を消滅させるか?

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「10分間大笑いしたあと、2時間は激しい痛みも感じることなく、ぐっすりと眠ることができた」と、ノーマン・カズンズは、『笑いと治癒力』のなかでこう言っています。笑いはこころの深呼吸であり、こころのジョギングとも言われています。

笑いと治癒力 (岩波現代文庫―社会)

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大阪国際がんセンターが吉本興業などの協力を得て、月2回程度、漫才や落語を見る前後で血液と唾液の検査を実施して、患者にかかるストレスや免疫細胞の変化を調べるという。

反復した「笑い」が、がん患者の免疫機能や生活の質(QOL)の指標などに与える影響を明らかにすることを目的として行ったらしい。

その結果も発表されています。

研究グループによると、昨年5~6月に公演を4回見たグループは、がん細胞を攻撃するナチュラルキラー(NK)細胞などが増加。免疫を高め、がんを抑える作用を持つたんぱく質「インターロイキン12B」を生み出す能力も、平均で健康な人の1.28倍から1.66倍に向上した。
生活の質(QOL)を尋ねたアンケートでは、特に痛みの症状の改善がうかがえた。笑いを楽しんだ後の気分を調べると、緊張や抑うつ、怒り、活気などの項目で改善が見られた。

このような実験は、1992年に大阪なんばの「グランド花月」で、倉敷の「すばるクリニック」伊丹仁朗医師が行った実験がはしりです。

心のありよう、メンタルな部分がNK細胞などの免疫細胞を活性化する、免疫システムと心とは相互に影響しあっているということです。

「笑い」でがんが消えることがあるのか? 断定はできないが、少なからず発生している奇跡的な治癒例は、精神的な部分が影響しているはずです。それがどのような条件の時に、免疫システムのスイッチを押して一気にがん細胞を消滅させるのか、人類はまだそこまでの免疫システムを理解しきっておりません。

自分でも「笑い」の効果を確かめれば良いと思います。恥ずかしければ大笑いしなくてもいいのです。心のなかでニコッとする。顔だけでも笑っている表情にする。それだけでナチュラル・キラー(NK)細胞が活性化し、免疫力が高まります。ナチュラル・キラー細胞はがん細胞にとってはいちばんの強敵です。

コロナの影響で今年は中止になったけど、『いのちの落語』の樋口強さんも「笑いは最高の抗がん剤」と言っています。

そして「生きてるだけで 金メダル」。そう、オリンピックは延期され中止になるかもしれないが、がん患者は「今を」生きていることが「金メダル」なんですよ。

「笑い」や「瞑想」といった、非物質的なものががん細胞に大きな効果があることを、もっとわかってほしいものです。


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