日本人はビタミンD不足?

最近ビタミンDに関する記事を多く見かけます。Webエッジにこんな記事がありました。『がんや糖尿病に関係する「ビタミンD」、日本人は高齢者の方が充足、新潟大学の報告』

研究グループは、新潟県村上地域で、ビタミンDの充足状況を調査。
研究グループは、40歳から74歳まで9084人の血液検査を行って、ビタミンDの血液中の形態である「25-ヒドロキシビタミンD、25(OH)D」の濃度を測ることができた。
研究グループは、ビタミンD充足を、25(OH)D濃度が「75ナノモル/L」以上になっていることと定義

結果として、ビタミンDが充足していた人の割合は、今回の調査グループの中では9.1%と低いと分かった。
ビタミンDの充足している人の条件は次の通り。男性であること、高齢であること、BMIが低いこと、ビタミンDをよく取ること、外での活動が多いこと、サケを良くたべること、飲酒をすること、コーヒーをあまり飲まないことなど。

意外と充足している人は9.1%と少ないのですね。

一方で、大野智医師がアピタル『ビタミンDと「がん」との興味深い関係』で、

そもそも、日本人においては、食事からのビタミンDの摂取量は、目安量を既に満たしています。

と書かれているのですが、そのリンク先を見ると、

血中25-OH-Dの基準値は15~40 ng/mL、10 ng/mL以下は潜在性ビタミンD欠乏症であると判断されます  。

となっているのです。「不足」の基準値が違うのですね。

どちらが正しいのか、分かりませんが、日本の目安量は低すぎませんかという疑問を持っています。だいぶ前ですが、「米国小児科学会では、最近、小児のビタミンD推奨摂取量を これまでの2倍に増やし、またカナダがん協会では、秋冬期間の成人のビタミンDの一般的な推奨摂取量を1000IU/日に引き上げた。」との情報もありました。

がんとの関係が注目されて、
■ ビタミンD3サプリメントの補充は、がんの発症率には影響しない
■ ビタミンD3サプリメントの補充は、がんの死亡率を減少させる

と、大野医師も書かれているビタミンDですが、摂りすぎには注意です。逆に膵臓がんのリスクが高くなるという研究もあります。⇒こちら

ま、1000IU/日位なら<たぶん>大丈夫だと思います。大塚の「ネイチャーメイド スーパービタミンD(1000I.U.) 90粒」の含有量がちょうど1000IUです。

青魚などを積極的に食べ、日光によく当たるようにする。屋内で過ごすことの多い場合とか、緯度の高い地域に住んでいて不足しそうなら、サプリメントとして摂る。この程度でよいのではと思います。

私も毎日は摂っておらず、夏場はまったく摂りません。あとは秋冬とかに上記の基準で判断しています。


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日本人はビタミンD不足?” に対して1件のコメントがあります。

  1. otak2010 より:

    お世話になっております。
    勉強になりました。

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