腰痛の常識が変わるーこれで治そう

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腰痛の常識が変わる

2013年に、NHK「クローズアップ現在+」で『腰痛 2800万人時代 ~変わる“常識”~』が放映されています。それによれば、

通常、脳の側坐核という部位が痛みを抑える物質を出すことで、必要以上の痛みを感じずに済むようになっています。
しかし、側坐核はストレスを受けると、機能が変化します。
痛みを抑える物質が少なくなり、僅かな刺激も痛みとして感じるようになってしまうのです。

福島県立医科大学 紺野愼一教授
「仕事の収入に対する不満、あるいは職場関係で何か問題がある場合、ストレスや不安やうつ、それから、その方の生活環境というのが腰痛の発生に関係していると分かってまいりましたので、今まで注目されなかった心理社会的要因に注目していただく必要がある。」

腰痛の原因はストレスだった!

NHKスペシャル「腰痛・治療革命~見えてきた痛みのメカニズム~」でも、長年腰痛に悩まされてきた俳優の笹野高史さんが出演して、

治療しても効果がなく、一度治ってもぶり返すなど長引く「慢性腰痛」に苦しむ人は1400万人と推定される。最先端の治療現場では、「脳」のある働きを改善し、慢性腰痛を克服する対策が、大きな成果をあげている。例えば腰痛への不安を解消する映像を見たり、恐怖心を克服する運動をするなどの対策を取るだけで、改善する人たちがいる。専門的な心理療法で、極めて重い症状の患者の腰痛が改善するケースも出始めている。

と放送されていた。

厚生労働省の「腰痛診断ガイドライン」によれば、腰痛の原因が特定できない「非特異的腰痛」が85%もあるそうです。

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そして「最近では、職場の対人ストレスなどに代表される心理的要因も注目されるようになってきています。例えば、「仕事の満足度が得にくい」「働きがいが感じられない」「仕事中にイライラすることが多い」「上司や同僚とうまくいかない」「患者や利用者から嫌がらせを受ける」と書かれています。

私の場合[自己診断]

症状:

  • 高齢の方で、背筋が伸びた姿勢になる立ちっぱなしや歩行中に足の痛みやしびれが生じ、
  • 腰が少し前かがみになる椅子に座っている時、横向きで寝ている時、自転車に乗っている時は楽である
  • 歩行中に症状が悪化し一時的に歩けなくなり、前かがみ姿勢で少し休むと
    再び歩きだせる

腰部脊柱管狭窄症に特徴的な症状です。

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背筋を伸ばした姿勢では、腰の神経が強く圧迫され神経の血液循環が悪くなりますが、逆に少し前かがみになると神経の圧迫が減るためです(図2-1-6)。

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特に、歩行中に症状が悪化し一時的に歩けなくなり、前かがみ姿勢で少し休むと
再び歩きだせることを間欠跛行(かんけつはこう)と呼び、本症に特徴的とされ
ています(図2-1-7)。

確かに4月以降はストレスが多い環境だったことはまちがいない。それも別の要因だろうと思う。

非特異的腰痛

多くは椎間板のほか椎間関節、仙腸関節といった腰椎の関節部分、そして背筋など腰部を構成する組織のどこかに痛みの原因がある可能性は高いところですが、特異的、つまり、どこが発痛源であるかを厳密に断言できる検査法がないことから痛みの起源を明確にはできません。骨のずれ(すべり)やヘルニアなどの画像上の異常所見があっても、腰痛で困っていない人はいますし、逆に、腰痛の経験があっても画像所見は正常な場合もあります。つまり、画像上の異常所見は必ずしも痛みを説明できないことが理由の一つです。
ぎっくり腰等の非特異的急性腰痛は、初期治療を誤らなければ多くは短期間でよくなります。しかし、一度発症すると、その後長期にわたり再発と軽快をくり返し安いことが特徴です。

レントゲンを撮ったが、医者の説明では若干腰痛が狭窄しているとのこと。

これらから、腰部脊柱管狭窄症の可能性が高い。

ここ数ヵ月は運動不足に違いはないが、ガイドラインでは、腰痛と生活習慣との関係について、

  • 運動不足は腰痛発症の危険因子である(Grade C)
  • 喫煙は腰痛発症の危険因子である (Grade C)
  • Body mass index(BMI)と腰痛の間には有意な相関はない (Grade C)

とされているが、Grade Cであり、明確なエビデンスとは言えない。しかし運動はした方が良いことはまちがいない。

対策:腰痛体操

腰部脊柱管狭窄症の腰痛体操は、ウイリアムズ体操をやってきたのだが、これが推奨できそうだ。前の記事で紹介した方法だが、これを続ける。

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これらの体操は、主に腰痛の狭窄(主原因)を改善するものだが、足腰の痛みには、トリガーポイントへの対策が必要だ。

【腰痛や坐骨神経痛の原因になるトリガーポイントの例】

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まさに私の痛い部分である。”トリガーポイント”により生じている筋筋膜性の痛みは、筋肉の緊張をゆるめることで改善する。

腰部脊柱管狭窄症のストレッチ

こちらのさくら治療院のサイトを参考にさせていただきました。いくつかの体操がある中で、私が取り入れているものです。ウイリアムズ体操とほぼ同じです。


整形外科では「ガイドライン」は軽視されている

物理的・装具療法は有効か

整形外科では「電気を当てる」として、温熱治療器や経皮的電気神経刺激療が行われるが、効果はあるのだろうか。

日本整形外科学会/日本腰痛学会の『腰痛診療ガイドライン 2012』には次のように書かれていました。

  • 温熱療法は,急性および亜急性腰痛に対して短期的には有効である.
    一方,温熱療法の慢性腰痛に対する質の高いエビデンスは存在しない.また寒冷療法の腰痛治療に対する質の高いエビデンスも存在しない
  • 経皮的電気神経刺激療法が腰痛に対して有効か無効かは一定の結論に至っていない.
  • 牽引療法が腰痛に対して有効であるエビデンスは不足している
  • 腰椎コルセットは腰痛に対する機能改善に有効である

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(左)温熱治療器 (右)経皮的電気神経刺激療法(TENS)

がん治療では重視されているガイドラインですが、整形外科では、さほど重要視されていないようです。エビデンスのあるのは腰椎コルセットだけ。腫瘍内科医に言わせれば「人体実験をして金儲けをしている」となるでしょう。

いまだに牽引療法をやっているところもあれば、慢性の腰痛に上の左の機械で温熱療法をやっているところもある。私も当てられてが、まったく暖かくもなく、効いているとは感じなかった。ホカロンの方がまだましでした。

運動療法についてはどうか
  • 急性腰痛(4週未満)には効果がない.
  • 亜急性腰痛(4週? 3 ヵ月)に対する効果は限定的である.
  • 慢性腰痛(3 ヵ月以上)に対する有効性には高いエビデンスがある.
  • 運動の種類によって効果の差は認められない.
  • 至適な運動量,頻度,期間については不明である.

やはり運動療法で治すのがEBMでしょう。

腰痛体操とスクワット、散歩、マインドフルネス・ストレス低減法で腰痛を治すぞ!


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