運動すればがんの成長を抑えることができる
がん患者にとって、運動は下手な抗がん剤よりも効果があります。このブログの膵臓がんも治す統合医療には、代替療法の効果レベルとして図を載せていますが、多くの患者がサプリメントや食事療法などの「もの」にこだわっているけど、「形のないもの」がより重要です。
なかでも運動と心の平安がとっても大切です。
NHKスペシャル「人体 ミクロの大冒険 第3回 あなたを守る!細胞が老いと戦う」
は長生きする人の免疫細胞には特徴がある。NK細胞が老化による影響がなく、元気なのです。老化した免疫細胞を二十歳台と同じように活発にする方法があるのです。それが運動です。わずか5分間の自転車漕ぎ運動で、免疫細胞が活発に活動することを、バーミンガム大学の研究者らが明らかにしました。【リンク先の
動画の13分ころから】
運動が腫瘍を縮小するという研究報告もあります。
「ランニングでがん細胞の増殖を抑制できるかもしれない」
ランニングなどの運動により、ナチュラルキラー細胞が活発化し、がん細胞などの腫瘍の増殖を抑制できる可能性が、マウスによる実験で示されました。
毎晩4km~7km走ったマウスの免疫系統が活発化し、新しい腫瘍の増殖を予防したほか、既存の腫瘍の成長を最大で60%抑制できることがわかったとのことです。
人間なら毎晩4km~7kmも走るのは難しいそうですが、一日8000歩、その中の20分は少し早足で歩く。これだけでも効果があります。
がん患者は「歩け、歩け」ですよ。
私の場合は、術後すぐに病院の階段を点滴棒を担いで上り下りして、看護師に叱られました。こんなことはお勧めしませんが、病院の廊下をぐるぐると回ったものでした。退院後3日目には会社に出社したのですが、往復の5kmは徒歩通勤でした。
それがどの程度がんに効果があったのか、もちろん分かりません。いまでも歩くことは続けています。
自分に合った、無理のない範囲で歩きましょう。歩けば血糖値も下がります。