サイモントン療法とは?(4)

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【日 時】2019年6月22日(土) 13:10~16:30(開場・受付:12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分 Luz大森4階 入新井集会室
【参加資格】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参 加 費】1,000円(会場使用料及び資料代、講師謝礼)
【定 員】 90名
【内 容】
●講演:がんと心の関係~サイモントン療法による癒やし~
川畑のぶこ氏(NPO法人 サイモントン療法協会)によるサイモントン療法とマインドフルネスの講演およびエクササイズ
●患者さんどうしの情報交換~フリートーキング

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精神神経免疫学(PNI)

精神神経免疫学(せいしんしんけいめんえきがく Psychoneuroimmunology:PNI)は、脳、行動、免疫系の相互作用を研究する精神神経医学、心身医学の一分野である。この言葉はRobert Ader と Nicholas Cohen により1975年にロチェスター大学(University of Rochester)で初めて用いられた。

種々の外的ストレスが自律神経や内分泌系を介して免疫系の調節していることも明らかになっており、精神的ストレスが内分泌系や交感神経を介して末梢の免疫細胞の機能変化を誘導し、自己免疫の発症の誘因になることも明らかになっている。これら神経-免疫-内分泌系の研究も重要な課題である。プラシーボ効果や、心身症精神腫瘍学などがこの分野に含まれる。(Wikipediaより)

と書かれているように、ストレス(こころ)と免疫系はつながっており、相互に情報交換をしているのです。これは科学的事実です。

神経学、内分泌学、免疫学、分子生物学が進歩したことにより、神経系で使われる神経伝達物質、内分泌器官から放出されるホルモン、免疫細胞で作られるサイトカインが発見され、また細胞の表面には、これらの物質が結合することによって標的細胞に様々な刺激を伝えることのできる受容体が、次々と発見されました。

神経伝達物質が免疫細胞でも作られ、脳の中にも免疫細胞が入り込んでいることまでわかったのです。

神経系、内分泌系、免疫系は、これらの系を結ぶシグナル伝達物質と伝達物質を受け取る受容体を共有することによって、相互に複雑に絡み合っているのです。

免疫系と脳はつながっている

ジョー・マーチャントの『「病は気から」を科学する』から引用します。

免疫系と脳はつながっていることを明らかにしたことで有名な、マウスにサッカリンを使った実験を紹介しています。

一九七五年、ニューヨーク州ロチェスター大学の心理学者ロバート・アデルは「味覚嫌悪」について調査していた。

ラット群を使用し、サッカリンで甘味をつけた水を数回に分けて飲ませた。普通ならご馳走だが、この実験では甘い水と動物に吐き気を催させる注射を組み合わせた。その後、アデルはラットに甘い水だけを与えた。すると彼の予想どおり、ラットは甘味と吐き気を結びつけ、水を飲むのを拒んだ。

アデルはスポイトで無理に飲ませ、ラットが不快な結びつきを忘れるのにかかる時間を調べた。実験は適正に行われたはずだが、ラットに実際に起こったことは、まるで黒魔術だった。実験のこの段階でアデルが与えたものは、甘味をつけた水だけであり、薬はまったく入っていない。しかし、ラットの吐き気は治まらなかった。それどころか、次々と死んでいったのだ。

アデルはラットの死因を突き止めようと、吐き気を催させる薬をさらに詳しく調べた。それはサイトキサン(シクロホスファミド)という薬で、腹痛を起こすだけでなく、免疫系を抑制する作用があった。アデルが実験で使用した量は致死量よりずっと低いものだったことから、彼は斬新な結論を出した。条件づけをしたとき、ラットが学習したのは吐き気だけではなかった。甘い水をさらに与えたことが、免疫系の抑制も起こし、その結果、感染症で死んだのだ。

アデルの発見は驚くべきものではあったが、当初は受け入れられなかった。彼の大きな問題は、一九七〇年代には、免疫系の条件づけの仕組みについて説明できなかったことだった。彼は、脳と免疫系の間に情報のやり取りはないと思い込んでいた多くの免疫学者たちと対立した。

しかし、数年後、それが証明された。

インディアナ大学医学部の神経科学者デビッド・フェルテンは、神経が、主要な免疫臓器である脾臓や胸腺(白血球を作り、保存する場所)につながっていたことを発見した。それは、免疫系と脳は生まれつきつながっていることを示す明白な証拠だった。

精神神経免疫学」として知られる研究領域が作り上げられた瞬間だった。

続けて、フェルテンのグループはそのつながりの複雑な関係を解明した。元々の神経のつながりはもちろん、神経伝達物質──脳が産生するメッセンジャー分子──の受容体が免疫細胞の表面にあること、さらにその細胞に情報を伝えることのできる新しい神経伝達物質を発見したのだ。

そして、その通信網がどちらの方向にも向かうことに気づいた。ストレスなどの心理的要因をきっかけとして神経伝達物質が放出され、それが免疫反応に影響を及ぼすと同時に、免疫系から放出された化学物質が逆に脳に影響を及ぼすことが明らかになった。

「こころ」や「感情」は、脳の高度な機能だと思われているが、体のほとんどの細胞に神経伝達物質の受容体があるということは、「こころ」はこれらの神経伝達物質を介した神経系、内分泌系、免疫系の相互作用の結果であり、「こころ」は体全体に存在すると考えて良いだろう。

そして、がん細胞もまた、種々の伝達物質を使うことで、他の細胞、免疫系をコントロールし、コントロールされているのである。

「病は気から」とは、心の持ちようで「病」を治癒に導くことも可能であるということだ。


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