がん治療で無視できない腸内細菌


【日 時】2020年9月21日(敬老の日) 13:00~16:00(開場:12:45)
【参加資格】膵臓がん患者とその家族
【参 加 費】無料
【定 員】 100名
【内 容】
第一部 講演:佐藤典宏先生
   「膵臓がんの標準治療と代替医療~外科医の立場から~」
第二部 患者さん同士の交流会。コロナにも膵臓がんにも負けないぞ!

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。


詳しくはオフィシャルサイトで

9月20日9:00AMまで参加申込受付中です。
スポンサーリンク
LINEで送る
Pocket

Akkermansia muciniphila ヤクルト中央研究所のサイトより

腸内フローラ

次世代シークエンサーといわれる遺伝子解析装置の開発など、最近の分子生物学の進歩により、腸内細菌の新しい事実が明らかになってきました。

なんと、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患、糖尿病や高血圧など生活習慣病、脳精神疾患、ギャンブル依存症など種々の疾患と深い関係があると報告されています。

もちろん、私たちの関心事である「がん」とも深い関係がありそうです。

「ためしてガッテン」では『腸内細菌パワー覚醒術』というのをやっていました。

京都府北部「京丹後」といわれる地域。古くから健康長寿で知られ、さらに大腸がんの罹患率も低いという特殊な地域。その原因は何なのか、地域の高齢者の体を徹底的に調べる一大プロジェクトが進められています。見えてきた一つの可能性が特別な「腸内細菌」の存在。体内の炎症を抑える良い働きをしてくれる、ある“善玉菌”が多いことがわかってきました。

腸内細菌の一種「真菌」が膵臓に移動して、正常な細胞を癌化させるのかもしれないという研究結果が「ネイチャー」誌に発表もされました。

私などは、腸内細菌の大部分は大腸菌だと教えられてきたのですが、糞便を採取して検出するしかなかった時代の常識が、遺伝子解析によって明らかになり、大腸菌は数%しかいないと分かったらしい。

私たちの体内には“生きた”細菌が、およそ1000種類以上、100兆個の細菌が生息し、1.5から2kgの腸内細菌叢(腸内フローラ)を形成していると言われております。

腸内細菌と免疫療法の関係

シカゴ大学のグループは、同じ週齢の同じ種類のマウスがそれを供給する会社によって抗腫瘍効果が異なる事を発見しました。原因は、異なる会社からのマウスがお互いの糞を食べていたことにより、糞便にある腸内細菌が抗PD-L1抗体の抗腫瘍効果に影響を与えた可能性があるとしています。

CD8陽性T細胞を主とした免疫反応であることが示され、この抗腫瘍効果を規定しているのはビフィズス菌であることも分かってきました。


スポンサーリンク

この報道のあと、スーパーからヨーグルトが消えたそうです。

最近、Institut Gustave Roussyのグループは、抗PD-1抗体で治療した患者糞便からのデータで、肥満や糖尿病と関連していると言われているアッカーマンシア ムシニフィラ菌が、抗腫瘍効果と強く関係していると報告しました。

また、Faecalibacterium菌が多くあると予後が良好であり、Bacteroidales菌が多いと予後不良でると報告をしております。

このように、次々と新しい研究結果が報告されています。

腸内細菌叢は、ヒトの免疫と深い関係があるようです。がんの発症にも、発症後の免疫治療にも関係しています。

がんの予防には、 腸内細菌叢を変化させることが、非常に重要だと考えられます。

さて、がん患者はこれにどのように対応すればよいか?

それは佐藤典宏先生がブログで詳しく丁寧に書かれています。


がんと闘う多くの仲間がいます。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

このブログの関連記事

  • 年賀状の図柄を考えて・・・ 年賀状の図柄を何にしようかと思案していたが、来年は寅年だから「寅さん」ではどうかと思い当たった。もちろんあの「ふうてんの寅さん」である。インターネット上で無料のイラスト素材を探 […]
  • 中村祐輔教授の近藤誠氏「がんもどき」批判 帰宅すると、Amazonに予約してあった中村祐輔著『がんワクチン治療革命』が届いていました。がんワクチンに関する部分は、臨床試験にも動きがあったので別に書きます。この本の第3 […]
  • 雨の休日には古楽器演奏のバッハ雨の休日には古楽器演奏のバッハ 雨の休日は、一日中音楽三昧。 バッハの生きた時代、18世紀初頭は、コーヒーがヨーロッパで嗜好品となっていました。ライプツィヒはドイツのコーヒー取引の中心地で、市民や商人が集 […]
  • 膵臓がんのサバイバー:静脈血栓塞栓症になるリスクが10倍膵臓がんのサバイバー:静脈血栓塞栓症になるリスクが10倍 成人のがんサバイバーで、心血管疾患のリスクが増加しているというこの記事。 静脈血栓塞栓症は「エコノミークラス症候群」とも言われています。 多くの場合、血栓の全部ま […]
  • ためしてガッテン 掛川茶 12日放映のNHK「ためしてガッテン」の影響で、インターネットの販売サイトでも掛川茶が飛ぶように売れているようです。在庫切れの店舗も出ているようで、テレビの影響は本当にすごいです […]
  • エビデンスだけでがん治療ができるのか?(3)エビデンスだけでがん治療ができるのか?(3) 「有効性と安全性の確認された標準治療」とよく言われます。しごくあたりまえのことのようですが、がん治療に関してはちょっと首をかしげたくなります。 安全性を確認する第一相試験は、一 […]
  • 「終活」と「断捨離」「終活」と「断捨離」 今年で70歳になりました。プレ終活と称して、早い人では50代から断捨離を実行している人もいるようです。 残りの人生の時間は、10年生きるとして3650日、87600 […]
  • ビフィズス菌に免疫チェックポイント阻害薬と同等の効果ビフィズス菌に免疫チェックポイント阻害薬と同等の効果 本当かなぁ。マウス実験レベルの話でヒトへの効果はこれからだけど、シカゴ大学が "Science" […]
LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です