『膵臓がん患者と家族の集い』にご参加、ありがとうございました

当日の朝の天気予報でも、雨は昼過ぎには上がり、晴れ間も見えるというようなことを言っていましたよね。

5ヶ月ぶりとなった膵臓がんの集い、会場は大田区産業プラザ PIO です。自宅からは歩いて15分ほどで行ける距離なんですが、家を出てみると昼頃には止むはずの雨がまだ降り続いています。そんなに激しい雨ではないのですが、なんだかちらほらと白いものも混じってきました。

荷物も多いし、参加者名簿など濡らすとまずい物もあるので、タクシーを拾って行きました。

会場は特別会議室、扉の外に受付とクロークのスペースがあります。立派な会議室でした。椅子も幅の広い肘掛のついた立派なものでゆったりと座れます。

押川先生と二人で、HDMI ケーブルをパソコンに接続しようとしたのですが、プロジェクターに表示してくれません。二人で四苦八苦して、最後は係の方を呼んでケーブルを D-Subに変えてなんとかつながり、乗り切りました。

押川先生の講演は、がん治療を登山に例えて事前の準備をしっかりとすること、万一の事態に備え遭難しないような対策をとること。かといって、あれもこれもと様々な品物を背負うとリュックが重くなる。重くなるということは逆に遭難のリスクが高くなる。こうした矛盾した状態をどのように対応するのか、そういった趣旨の講演だったと思うのですが、先生がスマホに動画を撮影していたので、後日 YouTube にアップされると思います。

遠方で参加できなかった方、または申し込みをしたけどけども都合が悪くなりキャンセルされた方、後ほど YouTube の動画をご覧ください。

今回もお子さんを連れた方が二人参加されていました。膵臓がんの集いは子供連れでも大丈夫なんですよ。子供を預かってくれる人がいない、しかし集いには参加したい。そういった方々のために可能な限り受け入れております。

ご遺族の方もたくさん参加されていました。そしてリピーターが多いのですね。夫を膵臓がんで亡くし、子供を抱えて懸命に生きていらっしゃいます。息子を亡くしたお母さんは、息子の立派な闘病と遺される家族のために色々と考えを巡らし準備をしていたことに対して「誇りに思う」と言われていました。

遺族の方々が一同に集まって座り込んで真剣に話を続けていたのが印象的でした。

ラッキーなことにステージ1で膵臓がんが見つかり、今は術後の補助化学療法を終わりかけている方もいました。今後どのようなことを考えどのように生活をしていけばいいのか不安ですとおっしゃいます。

このように同じ膵臓がんの仲間が、お互いに励まし励まされながら、会場は熱気に満ちていました。3時間半という時間があっという間に過ぎていきます。

集いが終わった後サポーターの方たちと、押川先生も参加して新年会を行いました。残念なことに写真を撮るのを忘れました。

お酒も寿司も美味しかったです。サポーターの皆さんは今日も参加者のために一生懸命動いてくれました。ありがとうございました。

参加された方、どんな思いで帰られましたか。勇気をもらいましたか。希望が持てましたか。悩みが幾分でも小さくなりましたか。明日も頑張ろうと思っていただけたでしょうか。

次回は3月15日です。台風19号で中止になった佐藤典宏先生のリベンジ講演になります。

是非カレンダーに予定を入れておいてくださいね。


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